アイスコーヒー?水出しコーヒー?冷たいコーヒーについてのお話

アイスコーヒー?水出しコーヒー?冷たいコーヒーについてのお話

COLUMN 2018.06.06

冷たいコーヒーと聞くと、どんなコーヒーを思い浮かべるでしょうか。
氷を入れたグラスにホットコーヒーを入れて、冷やして作るものや、コールドブリューという言葉もよく聞きます。
今回はそんな冷たいコーヒーについてのお話です。

ホットコーヒーを冷やして作るアイスコーヒーは冷たいコーヒーの基本

冷たいコーヒーの作り方は大きく分けると二通りの方法があります。
その違いはお湯で抽出するか水で抽出するかです。
一般的にコーヒーショップでアイスコーヒーと頼んで出てくるのは、お湯で抽出したコーヒーを冷やして作ったものが多いです。
淹れ方の一例として、濃い目に抽出したコーヒーを氷を入れたグラスに注ぎ、一気に冷やす方法があります。
この淹れ方は急冷法と呼ばれています。
急冷法のコーヒーは氷で薄まるので通常より粉の量を多くするか、湯量を少なくすることで淹れた濃い目のコーヒーを使用するのが基本です。
味わいの特徴は、キリッとした味わいで、高温で抽出しているため香り高い味わいになりやすいです。

水出し=コールドブリュー

ホットコーヒーを冷やして作るアイスコーヒーに対し、水を使って時間をかけて抽出する方法を水出し法といいます。
最近ではコールドブリューとも呼ばれ、海外でもよく知られるようになりました。
水出し法には二種類の方法があり、一つ目はコーヒーの粉を水に浸して作る方法です。お茶パックのようなものにコーヒーの粉を入れ、それを水に浸して作ってもいいですし、ポットにコーヒーの粉と水を入れ、抽出し終えたら茶こしやペーパーで漉す、といった風に作ることもできます。
二つ目は点滴のように一滴一滴水を垂らしながら透過させて作る方法。
こちらは専用の機材が必要で、浸して作る方法より手軽さには劣りますが、専用の機材でゆっくり抽出している様子は演出効果抜群です。
味わいの特徴は嫌なエグミや渋みが抑えられ、苦味が柔らかくなる傾向があります。
お湯で抽出するアイスコーヒーに比べると香りはでにくいですが、こちらのほうが後味はスッキリしやすいです。

今回は冷たいコーヒーのお話をさせていただきました。
急冷法、水出し法、それぞれに違った味わいがあり、それぞれの良さがあります。
好みの味わいで使い分けてもいいですし、急いで作るなら急冷法、ゆっくり時間をかけて大量に作るなら水出し法、と抽出時間で使い分けることもできます。
同じコーヒー豆を使っても、急冷法、水出し法で違った味わいになるので、飲み比べをしても面白いですね。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
皆さんがコーヒーを楽しんでくださることを願っています。

この記事を書いた人

SHO KONISHI

記事を通して、皆さんがコーヒーを楽しむお手伝いができればなと思っています。