【検証】茶こしでコーヒーを淹れたらどうなるの?

【検証】茶こしでコーヒーを淹れたらどうなるの?

SPECIAL 2018.11.28

先日行った急須を使ってコーヒーを淹れられるかの検証
意外にもさっぱりとした味わいのコーヒーを作ることができ、飲みやすい味わいは好評でした。

急須を使ってコーヒーを淹れた検証記事はこちら【衝撃】急須でコーヒーを淹れてみたら驚きの結果に!!!

そんな前回の検証中、急須で粉をお湯に浸してコーヒーを作ることができるなら、茶こしに粉を入れてお湯を注いだらコーヒーを淹れられるのでは?と疑問に思ったので今回はその検証。

茶こしを使って美味しいコーヒーを作ることはできるのか、そして味わいはどうなるのかを実際に確かめていきます!

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使用する茶こしと豆の量

茶こし今回使用する茶こしはサーバーに置いた時に安定するハンドルが付いたタイプ。
調べてみるとコーヒーを抽出するのに向いている目の細かい高品質な茶こしもあるようですが、今回は一般的な茶こしでコーヒーを淹れられるかの検証なので目の細かさは標準の物を使用。100円ショップで購入した一般的な目の粗さの茶こしです。

 

茶こしにコーヒーの粉をセット粉を入れるとこんな感じ。
コーヒー豆の量は16gで、豆の挽き目はペーパードリップ用の挽目。スタンダードな粗さ

コーヒーを淹れてみる

茶こしをコーヒーサーバーにセットサーバーに乗せてみました。ぴったりサイズ!

 

コーヒーの粉をセットした茶こしを上から見る上から見るとこんな感じです。
それでは実際にお湯を注いでいきましょう!
お湯の温度は92度、注ぐ量は180mlくらい。

 

茶こしにセットしたコーヒーの粉にお湯を注ぐお湯を注ぎはじめると濁った色のコーヒーが落ちてきました。
お湯の抜けが良く、注いだ分だけどんどんコーヒーが落ちていくので、茶こしにお湯を溜めながらドリップするのは難しいですね。
そして淹れながらでもわかるくらいコーヒーの粉が茶こしを通りぬけてどんどん落ちていきます

 

濁った色のコーヒーそんな感じでコーヒーが完成。
コーヒーの香味成分が詰まったコーヒーオイルが抽出できているのが目視で分かりますが、同時にコーヒーの粉もたっぷり混入してしまっているように感じます。
その味わいやいかに!!!

茶こしコーヒーを飲んでみた

茶こしで淹れたコーヒーカップに注ぐとこのような感じです。けっこう濁っていますね。
それでは飲んでみましょう!

飲んだ印象:
かなりずっしりとした味わいで、コーヒーの持っている特徴がドーンと出ています。
風味はしっかり抽出できていますが、むしろ出過ぎな印象で、コーヒーの美味しい部分も美味しくない部分も全て出してしまっている感じがします。

飲み終えたカップカップに残った微粉もフレンチプレスや前回の急須で淹れたコーヒーよりも多く、注意していても粉を一緒に飲みこんでしまうほど。

 

ペーパーフィルターで淹れたコーヒーちなみに同一条件でペーパーフィルターを使用して淹れたコーヒー。
見た目の澄んだ色合い通り、味わいもスッキリしていてとても飲みやすいです!

まとめ

左:茶こしで淹れたコーヒー 右:ペーパーフィルターで淹れたコーヒー

左:茶こしで淹れたコーヒー 右:ペーパーフィルターで淹れたコーヒー

茶こしでコーヒーを淹れると良い部分も悪い部分もダイレクトに抽出してしまう

茶こしの目が粗いためか粉がたくさんコーヒーに混入し、それが雑味や嫌な舌触りに繋がる

お湯の抜けが良すぎるため、少しずつ注ぐ・お湯を溜めるのが難しく、味わいの調節がしづらい

という結果になりました。
今回の検証の感想としては、茶こしでコーヒーを美味しく淹れるならコーヒーの粉が落ちないようにもっと目が細かいものを使用するか、コーヒーの挽目を粗くするなどの工夫が必要である、ということ。
茶こしでコーヒーは淹れられるけれど、美味しく淹れるにはそれなりの工夫が必要ということですね。

いかがだったでしょうか。
今回は茶こしを使用してコーヒーを淹れられるか検証してみました。
やはり一般的な茶こしでは目が粗すぎて、コーヒーと一緒にコーヒーの粉が落ちすぎてしまい、美味しい味わいにするのは難しかったです。

とはいえ、ペーパーフィルターでは濾し取られてしまう旨味成分、コーヒーオイルを手軽に味わえる淹れ方であるという点で、ポテンシャルは感じられたので、しっかり抽出にについて理解を深めて工夫をすれば美味しいコーヒーを淹れられると感じます!

コーヒーヲタクでは今後も手軽にコーヒーを楽しめる方法を検証していきます。
それを記事にして皆さんにお伝えすることで、少しでもご家庭でコーヒーを淹れる際の参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
皆さんがコーヒーを楽しんでくださることを願っています。

この記事を書いた人

SHO KONISHI

記事を通して、皆さんがコーヒーを楽しむお手伝いができればなと思っています。
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