これを読めばドリップポットは不要?家庭での代用案7選

これを読めばドリップポットは不要?家庭での代用案7選

SPECIAL 2018.09.20

ハンドドリップでコーヒーを淹れるのに必要とされるのが、少しずつ丁寧にお湯を注ぐテクニック

とはいえ、とりあえずハンドドリップでコーヒーを淹れてみたい、プレゼントでコーヒーの豆(粉)をもらったからハンドドリップで淹れてみたいけれどそのためにドリップポットを買うのは・・・など様々な理由でドリップポット無しでハンドドリップをしたい、何か代用品になるものはないかな?という状況が考えられます。

ということで今回はご家庭にあるものでドリップポットの代わりになりそうなものを色々と探し、実際にお湯を注いでその使い勝手を検証してみました!

茶こしや急須を使ってコーヒーを淹れる等、様々な検証の記事はこちら → 検証記事一覧

コーヒーミルの代用品検証記事 → 【ミルが無い時に読みたい】いつもコーヒーミルを使っている僕が、すりばちとハンマーを代わりに使ってみた

LIST OF CONTENTS

SPONSORED LINK

電気ケトル

電気ケトル
まずはお湯を沸かす電気ケトルでドリップをしてみましょう!
これで上手くドリップができればお湯を沸かしてそのまま注ぐことができて一石二鳥ですね!

 

電気ケトルでコーヒーをドリップお湯の量の調整が難しいです。
太く注いでいるのを細くしようとするとお湯が止まってしまったり、細くから太くしようとするとドバッと出たりしてしまいます。

 

電気ケトルでコーヒーをドリップ湯切れは良く、ピタッと止まります。
しかし、少量ずつ円を描くように注いだり、コーヒーの粉でできたドームを崩さないように淹れるのは難しいかなと感じました。

計量カップ

計量カップ続いては計量カップ
しっかりとした持ち手とたっぷりの容量、そして注ぎ口の形状
個人的に今回一番期待している器具だったりします。  

 

計量カップ淹れてみた感じとしては、細くも太くも注げ、湯切れも良い
さらにお湯を垂直に落とすことができてコーヒーの粉のドームの形をしっかりと保持することができます。
目盛りがあるので現在のお湯の残量や注いだ量がわかるのも良いですね!

強いて難点をあげると、ずっと細く注いだり、太く注ぎ続けたりなど、同じ量のお湯を注ぎ続けるには少し慣れが必要かなと思いました。

急須

急須様々なサイトやコーヒーの本などでドリップポットの代用として挙げられる急須
その実力は如何に。それでは実際に淹れてみましょう!

 

  急須でドリップ細く注ぎ続けることができ、お湯もまっすぐ落ちます
注ぎはじめから安定していてこれはいいな!と思ったのもつかの間、一旦お湯を止めようとすると、注ぎ口から湯垂れしてきました
しばらく注ぎ続けると湯垂れせずに注げるようになりましたが、それでもこれは残念なポイント。
ネットなどで検索すると、急須を購入した時についてくる注ぎ口につけるゴム口があると湯垂れが防げるそうです。

急須+急須スキッター

急須スキッター急須で上手く淹れることが諦めきれず、調べると、急須の注ぎ口につけることで湯切れがよくなる急須スキッターというアイテムを発見。

ちょっと曲げれば普通のやかんや電気ケトルにも使えそうです。

 

  通常の急須と急須スキッターをつけた急須の比較左が通常の注ぎ口で右がスキッターをつけた状態。それでは注いでみましょう!

 

急須スキッターをつけた急須でドリップ注ぎはじめてすぐに「ふふふ」っと気持ち悪い声が出てしまいました。これは素晴らしいです!
急須スキッターをつけない時と比べて湯切れの良さが格段に違います!
器具をつける前よりさらに細く注げ、点滴のようにポタポタとお湯を注ぐこともできます

気になったことはお湯が細すぎて太く注ぐことが難しいことくらいで、欠点らしい欠点は見つかりませんでした。

紙コップ

割り箸と紙コップ続いて紙コップと箸を使用してお湯を注いでみます。 ますは紙コップの口を折り曲げてドリップの検証。  

 

紙コップでドリップ細くも太くも注げ、一定量で注げる上に湯切れもいいです
しかし、紙コップに熱湯を注いでいるため手が熱くやけどに注意が必要です。

紙コップ+箸

紙コップに割り箸を添えてドリップ紙コップの注ぎ口を伸ばすような感じで箸を添えてドリップ
細く注ぐことができ、狙った所まで箸を伸ばしたりして微調整可能でした。

 

  割り箸を縦に添えて紙コップでドリップ続いて箸を紙コップに縦に添えてドリップ
こちらの方が真っ直ぐ下に注ぎやすいですね。

短所として、紙コップだけだった時に比べて若干のコツが必要なのと、やはりコップを持っている手が熱いです。
個人的には箸をつけなくても十分注ぎやすいから必要ないかなと思います。

紙コップのドリップは箸をつけるより、外側が熱くならない工夫(スリーブをつける、耐熱性の紙コップを使用するなど)をしたほうが良いかなと思いました。

マグカップ+箸

マグカップに割り箸を添えてドリップ紙コップだと手が熱いので、急遽持ち手のついたマグカップと箸の組み合わせでも検証してみます。
まずは箸を横向きにして注ぎます。
ガチョーンと湯が伸びてしまいますが、細く注げます

しかし慣れるまではけっこう湯垂れします。
持ち手があるので手が熱くならないのは良いですね。  

 

マグカップに割り箸を縦に添えてドリップ続いて箸の向きを縦に変えて注ぎます。
こちらも湯垂れがすごいですが、垂直に細く注ぎやすいです。
マグカップと箸を組み合わせるなら縦向きのほうが注ぎやすいですね。

家庭にあるものでドリップした結果

注ぎやすさ・機能性ともに急須+急須スキッターが抜群!急須単体だと湯垂れに注意。

計量カップは注ぎやすさは紙コップに劣るが機能性抜群!

紙コップは注ぎやすいけれどやけどに注意!個人的には添えなくてよいかなーと。

マグカップ+箸は慣れれば意外と注ぎやすい。湯垂れに注意が必要。

電気ケトルでドリップは難しい。 という結果になりました。

個人的にランキングをつけると
1位:急須+急須スキッター
2位:計量カップ
3位:紙コップのみ
4位:急須のみ
5位:マグカップ+箸
6位:紙コップ+箸
7位:電気ケトル といった感じです。
注ぎやすさだけで言うと紙コップは計量カップより上ですが、やけどの心配や量が見れる機能性を考えると計量カップの方が上といった印象でした。

いかがだったでしょうか。
今回はご家庭にあるいろいろなものでコーヒードリップをしてみました。
他にもやかんや電気ケトルに急須スキッターをつけたり、ティーポットなどをドリップポットの代用として使っている方法もあるそうです。
ドリップポットを買うほどじゃないけれど、試しにハンドドリップをしてみたいという方にとって、この記事が参考になれば嬉しいです。

コーヒー専用のドリップポットも気になる!という人にはこちらのページがおすすめ! → 【随時更新中】ドリップポットの新製品情報等

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
皆さんがコーヒーを楽しんでくださることを願っています。

この記事を書いた人

SHO KONISHI

記事を通して、皆さんがコーヒーを楽しむお手伝いができればなと思っています。
SPONSORED LINK