【ミルが無い時に読みたい】いつもコーヒーミルを使っている僕が、すりばちとハンマーを代わりに使ってみた
SPECIAL 2019.04.19
コーヒー豆を挽いて粉にするのに必要なコーヒーミル。
ミルがあれば、挽きたての香り豊かなコーヒーを楽しむことができます!
とはいえ、ミルは家に一つ必ず置いてあるというほどは普及していません。
家にミルが無い時に、プレゼントでコーヒー豆をもらったり、間違ってレギュラーコーヒーを豆で買ってしまったりすると大変です!
今回は、普段コーヒーミルを使っている筆者が、手軽な値段で買えるものや家庭にあるものでミルの代わりに使えるアイテムはないか探し、実際に豆を挽いて検証してみました!
コーヒーヲタクで行っている様々な検証の記事はこちら → 検証記事一覧
LIST OF CONTENTS
- 1. すりばち
- 2. ハンマー
- 3. コーヒーミルも使ってみた
- 4. 挽目と味の比較
- 5. すりばちとハンマーでコーヒー豆を挽いてみたまとめ
すりばち
最初に代用品として使うのはこちらのすりばちとすりこぎ。
家にあることは少ないかもしれませんが、100円ショップで購入できるので、 ミルを買うより金額的にお得。
ミルに比べると収納に場所をとらないのもGOOD!
使うコーヒー豆は10g
早速挽いていきましょう!
ごまをするイメージでごりごりしようとして気がつきました。
コーヒー豆が硬くてすりつぶせない!
かといって叩いて潰そうとすると、すりばちからコーヒー豆が飛び出てしまいます。
コーヒー豆がすりばちから飛び出る対策として、豆を透明な袋に入れて叩くことに!
これで豆が飛び散らなくなりましたが、コーヒー豆がどのくらいの大きさまで挽けているかよくわからないというデメリットが・・・。
袋に入れて、なんとかある程度まで挽いた(というよりは叩いた)結果がこちら!
まだまだ大きいのでここからはごりごり。
この大きさになっても、強くすりつぶそうとすると豆が飛び出るので、強すぎず弱すぎずの微妙な力加減が必要。
ごりごり終了!
慣れない作業ということもあり、ここまで挽くのに30分くらいかかってしまいました・・・。
慣れればもっと手早くできそうですが、毎回この作業をしてからコーヒーを淹れるのはかなり大変!!!
挽目がわかりやすいように広げるとこのようになっています。
粒は大きめですが、思ったよりも粉の大きさのばらつきは少なめ。
すりばちをコーヒーミルの代わりに使ってみた印象をまとめると
・コーヒー豆が硬く、力を入れて挽こうとすると豆が飛び出るので対策が必要
・意外としっかりコーヒー豆を挽くことができる
・挽くのに時間がかかる。
ハンマー
続いて使うのは金属製のハンマー。
先程のすりばちでの反省を活かし、最初から袋にコーヒー豆を入れて挽いていきます!
豆を平らに広げ、ひとつずつプチプチ潰していく感じで、どんどんコーヒー豆を潰していきます。
軽く叩いただけで豆が割れるので、先ほどのすりばちに比べて圧倒的に早い!
潰すときの注意事項は
・あまり強く叩くと袋が破けるので気をつける
・叩く音がけっこう響くので周りに配慮する
の2点。
出来上がりの粉はこんな感じ。
しっかり潰せたものと潰せなかったもので大きさにかなりばらつきが。
ここまで潰す所要時間は約3分でした。
すりばちの10倍のスピード。
ハンマーをコーヒーミルの代わりに使ってみた印象をまとめると
・叩いた時の音がけっこう響くので時間帯や場所を選ぶ方法
・挽くスピードはすりばちに比べてかなり早い
・微調整が難しく、挽いた粉の大きさにばらつきがある
コーヒーミルも使ってみた
最後に代用品の粉と比較するため、手挽きのコーヒーミルでも同量のコーヒー豆を挽いてみました。
代用品を使った後だと、どこか新鮮さを感じます。
同じ量の豆を挽くにも時間は1分未満で済み、大きな音はしないし、挽くためのテクニック不要で挽目も揃っている・・・!
代用品を使うことで改めてコーヒーミルの素晴らしさを感じることができました。
以前のドリップポットの代用品検証の際には、代用品もけっこう快適に使えたので、充分使えるなと思いました。
しかし、コーヒーミルに関しては今回の代用品ときちんとした製品で使い勝手が大きく異なるなと実感しました。
コーヒーミルの製品情報はこちら → https://coffee-otaku.com/archives/tag/コーヒーミル
挽目と味の比較
続いて挽いた粉の挽目を比較。
画像左からすりばち、ハンマー、コーヒーミルの順に粉を並べてみました。
粉の大きさの均一性は、
ハンマー<すりばち<コーヒーミル
といった感じ。
コーヒーミルがもっとも粉の大きさが揃っていますが、すりばちも意外といい感じ。
最後に、すりばちとハンマーで挽いた粉を使ってコーヒーを淹れてみました!
飲んでみた感想としては・・・正直どっちもほとんど変わらない!
かなり粗く挽いてしまっていたのでどちらも薄味ですがちゃんとコーヒーになっています。
なんとなく、すりばちのコーヒーの方が濃くて香りが良い気もしますが、本当に若干違う程度でした。
すりばちとハンマーでコーヒー豆を挽いてみたまとめ
◯すりばちは時間がかかるがけっこう均一にコーヒー豆が挽ける
◯ハンマーは手早くコーヒー豆を挽けるが大きさの微調整は難しい
◯どちらもコーヒー豆を挽けるが、使い勝手は良くない
今回の検証を通し、緊急の場合ならそれぞれコーヒーミルの代用品として使うことはできるけれど、使い勝手の良さを考えるとなるべくコーヒーミルを用意するのが良いと思いました!
いかがだったでしょうか。
今回はすりばちとハンマーを使ってコーヒー豆を挽いてみました!
今回の検証結果を踏まえたコーヒーミルの代用案は、
コーヒー豆を透明な袋に入れて平らに広げ、ハンマーである程度の大きさまでつぶした後、すりばちとすりこぎで細かくつぶして大きさを微調整する
というのが良いかなと思います。
もし、コーヒーミルが無いけれどコーヒー豆を挽きたい、という方にとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
皆さんがコーヒーを楽しんでくださることを願っています。