SKY BLUE COFFEE ROASTERS作成!オリジナルブレンド制作の舞台裏に迫る!
SPECIAL 2019.06.06
この度、SKY BLUE COFFEE ROASTERSさんに依頼していた、コーヒーヲタク運営会社であるコモノ株式会社のオリジナルブレンドが完成しました!
今回はオリジナルブレンド選定の様子と、ロースターの矢野さんに伺ったブレンドへのこだわりをお伝えします!
オリジナルブレンド選定の様子
オリジナルブレンドの候補として制作していただいた4つのブレンド。
それぞれをカッピングの要領で味わい、選んでいきます!
カッピングについての関連記事 → カッピングでコーヒーの風味を感じてみませんか 前編・後編
コーヒー豆を挽きカップに入れて香りを楽しんだら、
熱湯を投入!
お湯を注ぎ、一定時間放置している間にも香りをチェック。
物によってはお湯を注ぐ前後で香りの印象がずいぶんと異なり驚きました。
準備が完了したらレッツカッピング!
コーヒー好きだけでなく、コーヒーはちょっと苦手という人もいる弊社。
それぞれの意見を出し合って集約していきます!
話し合いの結果、オリジナルブレンドは
お湯をかける前から、華やかな香りが広がっていた3番と
香りとコクを兼ね備えたワイニーなブレンドの4番の2つに決定しました!
それぞれ個性的なブレンドでとっても美味しかったです!
SKY BLUE COFFEE ROASTERS矢野さんに聞いた!ブレンドへのこだわり
ここからはSKY BLUE COFFEE ROASTERSの矢野さんに伺ったブレンドへのこだわりについてお伝えしていきます!
今回のブレンドに入っている銘柄が、国でいうと、タンザニア、エチオピア、ホンジュラスの3つ。
以前ヒアリングした時に、ワインのような感じやフルーツ感を残しながらもしっかりとしたボディー感が欲しいということだったのでそれをイメージして作りました。
3つの中で、ホンジュラスはバランサーなんです。
ホンジュラス単体で飲むと、酸が適度にあってそこそこの味わい。
けっこう飲みやすいですが、特筆した感じではないんですよね。
だからホンジュラスはあくまでつなぎ。
メインに持ってくるのがタンザニアかエチオピアかで味がガラッと変わっています。
3番はエチオピアメインで作っています。
メインのフレーバーが立つし、最初に香りがガンときてわかりやすい。
そして、アフターはきれいに消えるので飲みやすいです。
今新しいコーヒーを求めている人達はたぶんこれが好きだなって思います。
4番は冷えてきてからもけっこう変化するので面白いかなと思います。
メインをタンザニアにするかエチオピアにするかで様々なパターンを試しました。
で、エスプレッソにも使いたいとのことだったので、ある程度ボディー感とフレーバーを残さないと他と差別化はできないので、なんだかんだこちらもメインはエチオピアになりました。
ドリップで飲むんだったら3はすごく美味しい。
4はアフターが変化するのでエスプレッソにも使えると思います。
特に4は自分でも作っていてびっくりしました。
今回の豆の精製方法はそれぞれエチオピアがナチュラル、ホンジュラスはウォッシュド。
けっこう変わっているのがタンザニアで、パルプドナチュラルです。
この豆を使っているところは、たぶん北海道では他にないと思います。
ナチュラルやウォッシュドだと偏りが出てしまうので、パルプドナチュラルのタンザニアだからこそアフターに変化が出てくると思います。
ブレンドって寄せ集めだったり、安い豆を上手くカバーするためにするって思われがちですが、今はもうそんな時代じゃない。
あくまでニーズに合わせたものを作るというのと、良いもの同士をかけ合わせて化学変化をさせ、より良いものを作ろうという考え方だと思います。
ロースターからしてみるとブレンドは作るのが大変ですが、ブレンド=安いみたいなイメージは覆していきたいです。
オリジナルブレンドだけでなく、ブレンドそのものへのこだわりも教えてくださったSKY BLUE COFFEE ROASTERSの矢野さん。
弊社ではオリジナルブレンド完成を記念した試飲会を6月7日(金)に開催し、ロースターの矢野さんにさらに様々なお話を伺います!
試飲会の参加は無料!
上質なブレンドや矢野さんのお話を楽しみたいという方はぜひお越しください!