カッピングでコーヒーの風味を感じてみませんか 前編

COLUMN 2018.07.27

カッピングとは、コーヒーをテイスティングし、コーヒーの品質や風味をチェックすること。
ワインのテイスティングや日本酒の利き酒のようなイメージをしていただくとわかりやすいかなと思います。

カッピングは、生産地で出荷基準を満たしているかチェックするため行うのにはじまり、輸入業者がどのコーヒー豆を輸入するかを判断するため、販売店がどのコーヒー豆を仕入れるかを決めるためなど、コーヒー豆が消費者の手に届くまでの過程で繰り返し行われています。

コーヒーショップの店員さんが、お店で提供するコーヒーのカッピングを行いどんな味なのかをチェックするなど、カッピングはコーヒーの風味を判断するのに欠かせません。

そんなカッピングについて前編・後編の二回に分けてお話していきたいと思います。

生産国で行わるカッピング

カッピングを行うのには様々な目的があります。
生産国で行われるカッピングの主な目的は、品質チェック。
栽培したコーヒーが出荷基準を満たしているか、不快な味がないか、匂いに欠点がないかなどをチェックするためにカッピングを行います。
コーヒーの長所や風味もチェックしますが、欠点チェックの意味合いが強いとされています。

消費国のカッピング

消費国で行われるカッピングでは、上記のような品質チェック目的に加え、風味の判断も重視されます。
特に、スペシャルティコーヒーのカッピングにおいては、香りや甘さ、酸味などの項目を採点して評価する基準が設けられ、コーヒー豆の風味を細かく評価します。
スペシャルティコーヒーのカッピングは消費者目線でどんな風味のコーヒーなのかを評価するものです。
近年は生産国でも、この方法でのカッピングを行う機会が増えてきてます。

スペシャルティコーヒーカッピングの二つの方式

スペシャルティコーヒーのカッピングに用いられる採点の方式は大きく分けて二つあり、一つがSCAA方式でもう一つはCOE方式。
SCAAとはアメリカスペシャルティコーヒー協会の略称で、COEとはカップオブエクセレンスというコーヒー豆の国際品評会の略称。
それぞれ採点方法などが若干異なり、SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)が用いているのはCOE方式です。
近年のスペシャルティコーヒーの成長に合わせてSCAA方式・COE方式のカッピングはどんどん普及し、コーヒーの品評会や競技会など様々な場所で活用されています。

なぜ共通の方法でカッピングを行うのか

コーヒーの風味を評価するなら、カッピングではなく、飲み慣れたハンドドリップのコーヒーを評価すればよさそうなものです。
しかし、ハンドドリップは抽出する人の技術や使う器具により出来上がりのコーヒーの味わいや香りが違ってきます。
また、同じコーヒー豆でも、エスプレッソ・フレンチプレスなど抽出方法を変えれば、感じられる風味は異なります。
そこで共通の方法を用いてカッピングを行うことにより、細かい違いがあっても、世界中で同じようにしてコーヒーの風味を評価することができます。

いかがだったでしょうか。
コーヒーのカッピングはさまざまな場所で繰り返し行われ、品質や風味の確認が行われています。
中には、コーヒー豆をカッピングすることを專門に行う職業や、正しいカッピングを手順通り行い、
コーヒー豆を適切に評価できることで取得できる資格もあります。

次回は、カッピングの、実際の手順などを説明していきたいと思います。
→ カッピングでコーヒーの風味を感じてみませんか 後編

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
皆さんがコーヒーを楽しんでくださることを願っています。

この記事を書いた人

SHO KONISHI

記事を通して、皆さんがコーヒーを楽しむお手伝いができればなと思っています。