カプチーノ、カフェラテなどエスプレッソ系ドリンクの違い

COLUMN 2018.06.20

カフェに行くとエスプレッソ系ドリンクと呼ばれるエスプレッソをベースにミルクやお湯を加えてアレンジしたドリンクがあり、そのバリエーションは多種多様。
エスプレッソやカプチーノ、カフェラテはすっかりカフェの定番メニューとして定着しました。
他にも非常に多くのアレンジメニューがあり、目移りしてしまいます。
今回はそんなエスプレッソ系ドリンクの中でも、代表的なものの違いついて説明していきます。

アレンジの基本、エスプレッソ

イタリアでもっとも一般的なコーヒーであるエスプレッソ。
『エスプレッソ』の由来は諸説ありますが、一説では、イタリア語で『エスプレッソ』には、『急速・特急』の意味があり、手早く抽出するこのコーヒーのことをエスプレッソと呼ぶようになったとされています。

作り方は大きく分けて2つ。電気式と直火式があります。

電気式では、専用の機械を使い、内蔵されたポンプで高い圧力を発生させ、短い時間で一気に抽出を行います。
できあがったエスプレッソは一般的なドリップコーヒーより旨味が凝縮され、味も濃いです。

直火式では、マキネッタと呼ばれる器具を使用します。
マキネッタの下のボイラーに水を入れ、直接火にかけるとボイラー内の水が沸騰して蒸気圧が高まり、その圧力で抽出を行います。
電気式では、およそ9気圧の圧力をかけて抽出を行いますが、直火式で発生させる気圧はおよそ2気圧。
エスプレッソ特有のクレマと呼ばれるクリーム状の泡ができないため、マキネッタで作るコーヒーはエスプレッソと呼ばないこともあります。

エスプレッソの本場、イタリアでは一般的にエスプレッソはストレートでは飲まず、砂糖をたっぷり入れて楽しむのが一般的。

ミルクやクリームを加えてアレンジして飲みこともあり、こうしてエスプレッソをアレンジして作られたものが、カフェラテやアメリカーノなどのエスプレッソ系ドリンクになります。

フワフワに泡立ったミルクが特徴のカプチーノ

エスプレッソにフォームドミルクとスチームドミルクを注いだものがカプチーノ。
フォームドミルクは空気を含んで泡状になったミルクで、スチームドミルクは蒸気で温められたミルクです。
お店によって割合は異なりますが、カプチーノに使われるフォームドミルクとスチームドミルクの割合は1:1のところが多いようです。
カプチーノの中でもフォームドミルクの割合が多いものをドライカプチーノ、
スチームドミルクの割合が多いものをウェットカプチーノと呼ぶ場合もあります。
フォームドミルクのフワフワな泡でクリーミーな口当たりを楽しめるコーヒーです。

マキアートはエスプレッソに少量の泡立てたミルクを入れて作る

マキアートとは、イタリア語で「染みのついた」と言う意味。
エスプレッソに注いだミルクが染みの様に見えることから名づけられたと言われています。
少量のフォームドミルクをエスプレッソに注ぐのがマキアートの作り方。
お店によってはそれに加えて少量のスチームドミルクを注ぐこともあるようです。
ミルクの割合が少ないため、エスプレッソの色が濃く見えるのが特徴です。

カフェラテはミルク感たっぷりでアレンジ向き

カフェラテはエスプレッソに温かいミルクを加えたもの。
多くのお店ではスチームドミルクとフォームドミルクをエスプレッソに注いで作っています。
カプチーノよりスチームドミルクの割合が多い傾向があり、ミルク感たっぷりのマイルドな味わいが特徴です。
スチームドミルクが多いことでシロップなどと混ざりやすく、フレーバーラテなどのアレンジも盛んです。
シロップを入れる時はあらかじめカップにシロップを入れた状態でエスプレッソを抽出すると混ざりやすくなります。

エスプレッソのお湯割りアメリカーノ

アメリカーノはエスプレッソにお湯を加えたもの。
凝縮された味わいのエスプレッソを薄めたものなのでエスプレッソ独特の風味は残しつつマイルドでスッキリした味わいを楽しめます。
あまり馴染みの無いコーヒーだと思われがちですが、アメリカーノをホットコーヒーとして提供しているカフェやコンビニがあるので知らないうちに飲んだことがあるかもしれません。
ちなみに名前が似ている「アメリカンコーヒー」はドリップコーヒーの一種で、アメリカーノとは異なるコーヒーです。

カフェモカはエスプレッソにミルクとチョコレートを加えたもの

エスプレッソにチョコレートソースとスチームドミルクを注いで作るカフェモカ。
甘さとほろ苦さを感じられるコーヒーです。
チョコレートとミルクの代わりにココアを使うお店もあり、トッピングでホイップクリームを加えるとさらに甘い味わいを楽しむことができます。
名前に「モカ」と入っていますが、エチオピア・イエメン産のコーヒー豆を使ったモカコーヒーやモカブレンドなどのコーヒーとは別のコーヒーです。

今回はエスプレッソ系ドリンクと呼ばれるコーヒーについてご説明させていただきました。
エスプレッソをアレンジして作られるドリンクはここで紹介した以外にもたくさんあり、日々増え続けています。
お好みのドリンクを探す際に、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
皆さんがコーヒーを楽しんでくださることを願っています。

この記事を書いた人

SHO KONISHI

記事を通して、皆さんがコーヒーを楽しむお手伝いができればなと思っています。