日本チャンピオンに訊いた7つの質問！バリスタ・石谷 貴之さんにお話を伺いました！

周りの人に助けていただいたことが独立したきっかけです。
僕は30歳になるまではずっとカフェに勤めていました。
カフェを退職して少し自由にしていた時期に、「店舗に所属していないならやってみる？」といった感じでコーヒー店の立ち上げやトレーニングの仕事の依頼をいただきました。

その時がちょうどエスプレッソ系のコーヒー店が増えてきた時期でした。
それからスペシャルティコーヒーの波もあって同様の仕事が続き、こういう仕事もいいのかなと思い、独立しました。

スケジュールの管理を自分でしているので、変な話、さぼろうと思えばいくらでもさぼれるんです笑
でもそういうわけにはいかない。

ありがたいことに今は色んな人達から声をかけていただき、とても感謝しています。
基本的にいただいた仕事は全て引き受けます。

しかし、セミナーの仕事は当日だけでなく事前の準備もあるので、どうしてもスケジュール的に全てを行うのは大変です。
依頼されたからには常に100％以上の仕事をしたいと思うので、仕事を受けすぎず自分でできる範囲でやっていくことを意識しています。

どういった豆を使うかの手配からセミナーの資料作成まで全て自分で行っています。
最近はキャパオーバーにならないように、ということを気をつけています。

フリーランスとして働きはじめて8年ほど経つので、要領は良くなったと思いますが、それでも準備は大変です。

お客さんとカウンターを挟んで話したりやりとりできるのが一番のやりがいです。
それが僕の場合、コーヒーをはじめた時期だったのでバリスタでした。
もし時期が違ったらお酒だったかもしれないし、他の仕事だったかもしれません。

もちろん、今日のイベントで提供したコーヒーです笑

アプローチの仕方や淹れる人によって味が違う所。
あとはなかなか上手くいかない所が面白いですね。

バックヤードの雰囲気がすごくオープンでした。
他の選手同士で積極的にコミュニケーションをとっていて、プレゼンした内容についても興味があればどんどん聞いてきます。

日本の大会でも僕は賑やかにしているタイプなので、ものすごく楽しかったです。
大会に出場してできた繋がりもあり、出場したことで一気に世界が広がりました。
なので、とてもいい経験ができたと感じています。

皆さん黙々とコーヒーと向き合っていて、真面目な方が多いのかなという印象を受けました。

あと、すごく礼儀正しい方が多いと感じました。
写真や動画を撮る際に「撮っても大丈夫ですか？」と聞いてくれて。
もちろん問題ないのですが、皆さん一言声を掛けてくださったので、気持ちよくイベントをさせていただけました。