コーヒーの王様!?ブルーマウンテンを知りたい!

COLUMN 2018.05.07

高級豆としてよく聞く「ブルーマウンテン」
名前は聞くけど一体どんなコーヒーなのか知っている人は少ないと思います。
今回はそんなブルーマウンテンについてのお話です。

厳しく管理されているブルーマウンテン

ブルーマウンテンはジャマイカのブルーマウンテン・エリアという限られた地区で生産されているコーヒー豆です。ブルーマウンテン・エリアはジャマイカのブルーマウンテン山脈の標高800m~1200mにあります。
さらに指定された工場のみで精製処理が行われ、輸出はすべて厳しく管理されています。国の法律で厳しく管理されコーヒーだけが「ブルーマウンテン」を名乗ることができるのです。

調和の取れた味わい

ブルーマウンテン・エリアは昼と夜間の寒暖差が大きく、それがコーヒー豆を引き締めて、豊かな香りとコクを生み出すとされています。
苦味と酸味のバランスが絶妙で、甘みがあるのがブルーマウンテンの特徴です。高級コーヒーの印象で敬遠しがちかもしれないですが、軽やかな味わいはとても飲みやすく親しみやすいコーヒーです。

「コーヒーの王様」と呼ばれるワケ

ブルーマウンテンが初めて日本に輸入された1930年代、ジャマイカはイギリス領でした。そこで日本の輸入業者が「イギリス領のコーヒーということはイギリス王室でも飲まれているだろう」と考え、「英国王室御用達」というキャッチフレーズを勝手につけて売り出しました。
それにより日本においてブルーマウンテンは英国王室御用達の高級品のイメージがついたようです。
また、ブルーマウンテンは麻袋ではなく、樽に入って保管されているのが印象的です。
これはイギリスから食料を輸送するのに使われた樽をコーヒー豆を詰めるのに再利用したのが始まりとされています。樽に使われている木材が内外の湿気を調整し、急な温度の変化も緩和してくれるのでコーヒー豆の運搬・保管に適していたんです。
英国御用達のフレーズ、樽の存在感、加えて日本人好みの味わい。これらが組み合わさり、1930年代当時、ブルーマウンテンはコーヒーの王様と呼ばれました。

輸入の約80%が日本

日本では高級豆として流通しているブルーマウンテンですが、意外にも海外ではあまり知られていません。理由として、一般に欧米ではエスプレッソやカフェオレに使われる深煎りでどっしりした味のコーヒーが好まれます。一方ブルーマウンテンは比較的に浅煎りで、軽やかな味わいです。なので、欧米でブルーマウンテンはクセがないと評され受け入れられなかったようです。

限られた地区で栽培されているため収穫量が極めて少ないにもかかわらず、根強い人気があるためプレミアが付いているブルーマウンテン。量販店などに行くと、ブルーマウンテンを一部使用したブルーマウンテンブレンドと呼ばれるコーヒーがありますが、100%ブルーマウンテンだけで売られているものはなかなか見かけません。
また、厳しく管理されているはずが、勝手にブルーマウンテンの名前をつけて売られている物も少なくありません。
本物のブルーマウンテンが飲みたい方はぜひきちんとしたお店で飲んでくださいね。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
皆さんがコーヒーを楽しんでくださることを願っています。

この記事を書いた人

SHO KONISHI

記事を通して、皆さんがコーヒーを楽しむお手伝いができればなと思っています。