【レビュー】話題のKalita (カリタ) ドリップ専用ポット『KEDP-600』予想以上のかっこよさ!

【レビュー】話題のKalita (カリタ) ドリップ専用ポット『KEDP-600』予想以上のかっこよさ!

COFFEE NEWS 2020.11.14

2020年10月1日より発売開始となった、Kalita(カリタ)のドリップ専用電気式ポット『KEDP-600』。
発売開始時の記事がこちら

発売日と同日に札幌で開催された「〈まるい〉珈琲マルシェ」で実機を目にして、やっぱりかっこいい…と思っていたところ。

今回、Kalitaさんからサンプルをお借りしたので、実際の使い心地をレビューしていきます!

実物はやっぱり美しい

販売中のカラーはブラックとシルバーの2種類。
Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 ブラック シルバー
シンプルだけれど決して地味じゃない。うっとり眺めていたい佇まい。
”見せたくなるポッド”というコンセプトにぴったりの外見です。

どちらも選び難い美しさがあります・・・

今回実物をお借りして感じた、写真と実物の違いは以下の2点でした。

1つめは、グリップ(持ち手)が想像以上に太いこと。
Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 持ち手 グリップ
握りやすく、注ぎやすいように太めに設計されています。

 

2つめは、木目がしっかり出ていること

Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 ブラック
写真だと木目がそこまで目立っていなかったのですが、実物を見ると木目がしっかりと出ているな、と感じました。

 

 

使い方はこんな感じ。
まずは電源を入れます。スイッチはレバー式。
Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 電源スイッチ
無駄が少ないシンプルな外見なのになぜここはレバー?という気もしますが、個人的にはレトロな雰囲気があって好きだなと思いました。

 

電源を入れると、土台のタッチパネルに温度が表示されます。
Kalitaのグローバル化製品ということで、温度表示は華氏(℉)と摂氏(℃)どちらにも対応。
ポッド本体をセットしていない状態時に、どちらか選択できます。
Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 温度 摂氏
マークや目印はありませんが、温度表示のすこし上をタッチすると表示が切り替わる仕様。

Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 温度 華氏
スタイリッシュでかっこいい。わくわくします。

本体をセットすると、ポッド内の温度が表示されます。
Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 モニター タッチパネル
土台側面をなぞることで温度調整をします。
Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 スライド 温度設定
「うぉぉ…」と少し唸ってしまうほどのかっこよさ。

温度は50度から1度単位で設定できます。幅広い!
そして、もう一度パネルをタッチすると加熱が始まります。

実物を見ると、事前に写真で見ていた以上のおしゃれさにテンションが上がってしまいました。
毎日コーヒーを淹れる楽しみが増えそうです。

実際に使ってみました

さっそく水を入れて沸かしてみます。蓋はプッシュ式。
Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 蓋
はめるタイプの蓋だと、開けた時に湯滴が飛んで「あちっ」となることがあるので
プッシュ式なのは細かいながら嬉しいポイント。

最大容量は600ml。
電気ポッドは1Lを超える容量のものもあるので、600mlだと少ない?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、2人分をドリップする程度であれば十分量です。

100℃に温度設定をして、スイッチオン。
沸くまでの時間も測ってみました。
Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 加熱中
沸かしている間も、ポッド内の温度が表示されます。

何度か試したところ、100度になるまでにかかった時間は平均して4分強でした。

Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 沸騰

95℃位であれば、4分かからない程で沸きます。
他の製品(ドリップ向けノズルの電気ケトル)と同じくらいか、すこし早いと感じました。

実際に注いでみても液だれすることなく、注ぎやすい。さすがのKalitaさん。
Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 注ぎ口
持ち手が太いのもやっぱり良かったです。
最大量の水を入れていてもドリップ時に腕が疲れず、女性にうれしい軽さでした。

注目の機能を検証

このポット最大の注目ポイントは「転倒時のお湯漏れ防止機能」が付いていること。

どうしてお湯が漏れないの?と思ったのは私だけではないはず。
実際に検証してみました。

水を最大まで入れて
Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 給水

コトッと
Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 転倒時

たしかに漏れません。

倒れる際、ポットが必ず取っ手側へ傾くようになっています。
そのため、自然とノズルが上を向き、お湯が漏れない仕組みになっているんです。

ちなみに、取っ手とノズルが水平になると、ノズルからお湯が出始めます。
Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 転倒時

不意に倒してしまっても、最小限のお湯漏れで済むので、ヒヤリとすることもなくなります。
お子様のいるご家庭にとっても、あると嬉しい機能ですね。

 

気になる点はありますが…

見た目も性能もかなり素敵な『KEDP-600』。
実際に使用してみて私が気になったことは、3点ありました。

1つ目は、大幅に温度設定を変えたい時は面倒かな、という点。
土台側面をなぞって温度を設定するので、大幅に温度を変えたい時は何度もスライドする必要があり、億劫に感じるかもと思いました。
50℃から100℃など極端に設定を変えたい時にのみ感じることなので、日常使いの中では問題なさそうです。

2つ目は、保温機能がない点。
沸かしてすぐに使うのであれば問題ないですが、
お湯を沸かしながら別の作業をして…となると、保温機能がないことに不便さを感じるかもしれません。

3つ目は、コードが短い点。
個人的にはこの点がいちばん気になりました。
Kalita(カリタ) 電気式ドリップ専用ポッド KEDP-600 コード長
キッチン周りはすぐ近くにコンセントがないこともしばしば。
もう少しコードが長いと家庭での使い勝手は良いのかな、と感じました。

 

気になる点はあるものの、ドリップポッドとして満足度の高い性能があり、
なによりも、テイストを問わない洗練された見た目がとても魅力的です。

価格は少し高めですが、コーヒータイムがより気持ちの良いものになりそう。

ポットの見た目が良いので、ドリップする姿も心なしかスタイリッシュに見えるかも…?

ぜひ、みなさんに試していただきたい製品です。

Kalita公式オンラインショップ
https://kalita.shop

札幌市内だと下記の2店舗で購入することができます。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
◎ CLAXION CoffeeRoastersさん https://coffee-otaku.com/archives/671
◎ COFFEE STAND 28さん https://coffee-otaku.com/archives/523

 


COFFEE OTAKUではライター自身が実際に使用したさまざまなコーヒー器具のレビューも行っています。
ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
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この記事を書いた人

NANAMI HIGUCHI

文章を通してコーヒーにまつわるわくわくの共有ができれば、と思っています。