【レビュー】初めてでも安心。おうちカフェデビューにはこれ!HARIOのV60ドリップケトル・エアーを実際に使用してみました。

【レビュー】初めてでも安心。おうちカフェデビューにはこれ!HARIOのV60ドリップケトル・エアーを実際に使用してみました。

COFFEE NEWS 2020.06.09

先日、ニュース記事にさせて頂いたV60ドリップケトル・エアーのサンプルをHARIOさんから頂きました。
ハンドドリップデビューする方向けに作られたケトル。
経験者が使用したらどうなのかという部分も含め、実際の使用感をお伝えできたらと思います!

以前記事にさせて頂いたHARIOV60ドリップケトルエアーの記事はこちら↓
https://coffee-otaku.com/archives/14755

その他HARIOの記事はこちら↓
https://coffee-otaku.com/archives/tag/hario

ドリップケトルV60エアーの特徴

V60ドリップケトル・エアーの特徴を簡単にご説明します。

・素材がPCT樹脂でできているため、割れにくくとても軽い。
・透明なデザインなため、お湯の動きが確認できる。
・メモリが付いているため、スケールを使わなくてもお湯の量が確認できる。
・リーズナブルでコンパクトなため購入しやすい。

スモーキーなグレイが印象的なデザイン

それでは見た目から。
製品情報には透明ブラックと記載されていますが、私の受けた印象はスモーキーなグレイという感じでした。
このなんとも言えない色がおしゃれ。

HARIO V60ドリップケトル エアー上部形は上部が流線型であったり、取っ手部分が少し台形になっていたりとデザイン的にも個性的です。

HARIO V60ドリップケトル エアー 取っ手

まず、取っ手部分がほんの少し台形になっていて注ぐときに持ちやすい設計になっていますね。
ケトルを傾けたときにちょうど注ぎやすい角度な気がします。

HARIO V60ドリップケトル エアー 上から見た写真

上から見ると分かるように、ドリップケトルの口の部分が筒状ではなく上部がひらけています。
そのため、お湯が通って行くのが見え、注ぎ口から出る瞬間が分かるのはうれしいポイントです。

重さはどれくらい軽い?

私が喫茶店で働いていた時は一日に何度も何度もコーヒーを淹れるので、ケトルが重く腱鞘炎になったこともありました。
どれくらい重かったかというと、右腕の筋肉が左腕よりも発達してしまったくらいです・・・

ですが、V60ドリップケトル・エアーはエアーという言葉がぴったり。
持ってみると本当に軽いんです!

どれくらい軽いのかが分かりやすくするために他のケトルと比べてみました。

HARIO V60ドリップケトル エアー 重さ・V60ドリップケトル・エアー
重さ 97.6g

KINTO プアオーバーケトル 900ml 重さ 比較・KINTO プアオーバーケトル 900ml
450.0g

YUKIWA M-5 重さ 比較・YUKIWA M-5
493.0g

この結果から見てもV60ドリップケトル・エアーがとても軽いのが分かると思います。

手首が細かったり腕の力が弱い女性や子供にはありがたいです。
私は手首が細いので重いものだと腕が持っていかれてしまいます。
なので負担がかからないのは本当にうれしい!

実際の注ぎやすさ

HARIO V60ドリップケトル エアー 比較
ケトルはたくさんの種類があり、注ぎ口の細さや形によってお湯の出方が違います。
使い慣れていないケトルだと、お湯を落としたい場所に落とせないという悩みの方もいるのではないでしょうか。
そんな方にはV60ドリップケトル・エアーが使いやすいかもしれません。

KINTO プアオーバーケトル 900ml 注ぎ口 アップ

・KINTO プアオーバーケトル 900ml
注ぎ口は細いですね。

KINTO プアオーバーケトル 900ml 注ぐ
実際に注いでみると、注ぎ口が細いためお湯は細く出ます。
放物線を描かず、すぐ下にお湯が落ちるていくのがわかると思います。
お湯を注ぎたい場所へ落としやすい形ですね。
ただ、お湯の太さを調整したい時はあまり太さは変えられないです。

YUKIWA M-5 注ぎ口
・YUKIWA M-5
注ぎ口は太めですね。

YUKIWA M-5 注ぐ
実際に注いでみると、注ぎ口が太いのでお湯は太く出ます。
お湯の太さの調整は点滴ドリップから太く出すことまで幅広く可能です。
ただ、放物線を描いてお湯が出るので、お湯が落ちる場所が慣れるまでは読めないかもしれません。
カフェや喫店などではは注ぎ口を変形させて自分の注ぎやすいように改造するところもあります。
YUKIWA M-5は初心者には扱いにくいかもしれません。

HARIO V60ドリップケトル エアー 注ぎ口 アップ

・V60ドリップケトル・エアー
注ぎ口はこんな感じ。

HARIO V60ドリップケトル エアー 注ぐ

実際に注いでみると、注ぎ口が筒状ではないのでお湯の太さの制限がないため、好きな太さでお湯を注げます。
お湯が目で追えるので流れを見ながら落とせました。

大事な第一投をしっかりドリッパーの真ん中に落とすことも簡単にできます。
ただ、お湯がねじれやすい形状のようです。
お湯がねじれている部分がコーヒーの粉に触れると空気が入り、雑味が出てしまうと言われています。
なので、お湯がねじれていない部分で淹れるのが良さそうです。

この第一投が上手く落とせるかどうかで出来上がるコーヒーの味が変わってくると言われています!
なのでケトル選びでは大きいポイントになると思います。

気になった点

HARIO V60ドリップケトル エアー 注ぐ 引き

わたしの場合は楕円形に細く素早く上下に遠心力を使って淹れる癖が付いてしまっているため、この淹れ方だとお湯がその都度途切れてしまうなと感じました。
あくまでわたしの場合です。
その他にケトルを早く回したり、上下させる方法など、ケトル自体をたくさん動かす方には使いにくいかもしれません。

とはいえ、これからドリップを始めたい方に向けて比較的安価で発売されている製品なので、初心者の方には導入しやすく使い勝手もとても良いと感じました。

 HARIO V60ドリップケトル エアー 浸漬式ドリッパー

ハンドドリップデビューする方向けに作られたケトル、HARIOのV60ドリップケトル・エアー

初心者が一番苦戦するのは、お湯を注ぎながら同時にどれくらいお湯の量を投入しているか確認する作業だと思います!
慣れてくると、2つ以上の作業も出来るようになりますが、はじめはお湯を落とす粉の面と、
実際落ちているコーヒーの量をスケールで確認するのは大変です。
軽さや価格はもちろん嬉しいポイントですが、初心者の方に嬉しいのはケトルにメモリが付いていて予めお湯の量を測れるという部分ではないかと思いました。

気になる方はぜひお試し頂ければと思います!

【V60ドリップケトル・エアー/HARIO】
https://www.hario.com/pickup_VKA-35-TB.html

 

 

この記事を書いた人

MIKU FUKAZAWA

コーヒーに片想いしています。いつか近しい関係になれますように。