コーヒーを淹れたいけど温度計がない時用！時間経過でお湯がどれだけ冷めるか実験しました

500ml/400ml/300ml/200mlのお湯が沸騰してお湯を止めてから300秒までにどれくらい温度が下がるか、5秒ごとに計測しました。
沸騰後のお湯は揺らしたり混ぜたりせず、ケトルをコンロの上に乗せたままで計測しています。
（※100mlの場合も実験したかったのですが、温度計がお湯に浸からず断念しました。すみません）

室温は24℃の場合と22℃の場合で実験しています。
11月現在の北海道で、暖房を使用している室内の温度です。
「寒くなくちょうどいい」くらいの室温がちょうど22℃～24℃くらいだと思います。

この日は室温24℃、湿度48％、気圧1035hPaという条件でした。
天気が良い日の夜の実験です。

実験環境は写真のような状態です。
ケトルに温度計を差して、タブレットのタイマーで時間を計測しながら随時表に書き込んでいきます。

沸騰直後から火を止めて300秒経過後までの温度変化のグラフは以下のようになりました。

500mlと400mlはあまり大きな差がなく、300mlになった途端に温度が下がりやすくなりました。
グラフがガタガタしているのは、ケトル内でお湯が自然と対流し、たまに温度が高い部分のお湯が温度計に触れていたのだと思います。

この日は室温22℃、湿度56％、気圧1012hPaという条件でした。
雨の日の日中に実験を行いました。

実験環境は24℃の場合と同一にしています。

沸騰直後から火を止めて300秒経過後までの温度変化のグラフは以下のようになりました。

意外なことに、24℃の場合とあまり変わらない結果となってしまいました。
むしろ24℃の時よりも温度が若干高いかな……？　というくらいで……。
湿度が高かったからお湯が蒸発しにくかったのか、それとも他の要因があるのか、偶然なのか、謎が残ってしまいましたね。

室温別で結果が大きく異なれば実験として盛り上がったのですが、24℃でも22℃でもだいたい変わらない温度変化となってしまいました。
盛り上がりには欠けますが、家の温度がわからなくても気にせず「500mlならだいたい170秒で90℃」のように結果を利用することができます。

お湯の温度計だけじゃなくて、室温計もない場合もありますものね。

ただ実際にコーヒーを淹れる場面では、「早くお湯を冷ましたいからスプーン等で混ぜる」ということもあると思います。
こだわってコーヒーを淹れたい場合には、温度計は1本あるととても便利です。

温度が変わるだけで雑味が多かったコーヒーが甘く変身したり、フレーバーがうまく出なかったコーヒーから果実みが感じられたり、大変身するのです。

以下に、実際に5秒ごとの温度変化を記した表を載せておきます。
細かい数字が気になる方はぜひ見てみてください。

室温24℃、湿度48％、気圧1035hPa時の湯温変化を5秒ごとに計測した生データです。

室温22℃、湿度56％、気圧1012hPa時の湯温変化を5秒ごとに計測した生データです。