【レビュー】”遊び心を組み立て、美味しさを淹れる”「V60ドリッパーSUIREN」使ってみました!(PR)
COLUMN 2024.08.13
コーヒーヲタクの皆さんはきっと既にご存知でしょう。
今回は、HARIOから発売した「V60ドリッパーSUIREN」のサンプルを頂いた(PR)のでレビューしていこうと思います。
名前の通り睡蓮の花をデザインにしている商品。
見た目のインパクトもすごいですが、使用感はどうなのでしょうか?
実はここ数年、弊社カフェをオープンしてからというもの、忙しさを理由にレビュー系記事を泣く泣くお断りすることが多くなっていました・・・。
記事を書いていない間にも沢山のドリッパーが生まれていましたね。
実際どれがいいのかわからない・・・という悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?
久しぶりのレビューやっていきましょう!
LIST OF CONTENTS
V60ドリッパーSUIREN 仕様
V60ドリッパーSUIREN 構造
◉パーツ◉
ドリッパーホルダー(写真左上)
リブ 12本(写真右)
リング(写真左下)
◉リブの構造◉
二つの爪が付いていて、先に向かって少し捻れている。
角度を変えてみるとよく分かりますね。
爪の部分をアップで見てみると丸いポチとした部分があります。
これはリングに嵌めたときにパチっと音がしてしっかり固定されました。
全てリングにセットするとこのような形になります。これはV60ドリッパーのリブの構造を再現しているそうです。
ペーパーをセットしてみると分かりやすいと思います。
またリブが少し捻れている形をうまう利用すると、逆向きにセッティングすることができますね。
リブの付け方の違いで検証などもできそう。
上から撮影すると全く違うお花の形に!
ですが、この後ペーパーをセッティングしたら形がはまらず・・・この形では難しいかもしれません。
ただ、向きをランダムにしたり、本数を減らしてみたり可能性は無限大ですね。
定番のV60との比較
◉定番商品であるV60と同条件で比較◉
・コーヒー豆15g
・湯温90℃
・総湯量240g
0:00〜 30g
0:30〜 100g
0:50〜 160g
1:10〜 200g
1:30〜 240g
◉抽出スピード◉
①浅煎り
V60 落ちきり 2:40
SUIREN 落ちきり 2:55
②深煎り
V60 落ちきり 3:00
SUIREN 落ちきり 3:15
◉味わいの違い◉
・浅煎り
V60 酸味が感じられ、明るい印象
SUIREN 酸味が抑えられていて、まろやか
・深煎り
V60 すっきりした苦味と、酸味のバランスが良い
SUIREN ボディがあり、甘みがより引き立つ
◉抽出時の様子◉
・V60
ドリッパーの内側のリブの隙間から液体が流れているのが見えると思います。空気の通り道があることでドリッパー内のお湯がスピーディーに落ちていました。
・SUIREN
リブの外側にお湯が出てくることはなく抽出が進みます。
ゆっくりお湯が抜けていくのでペーパーの淵になだらかにコーヒーベットができていました。
まとめ
今回の検証をまとめると、
◉デザイン◉
・カラーバリエーションが7色・リブが12本なので組み合わせパターンは何億通り。
・今までのドリッパーには無かったデザインが目をひく。
◉抽出スピード◉
・焙煎度合いが違うもので検証しても大体V60よりSUIRENの方が15秒ほど遅く抽出が終わる。
・リブの付け方で抽出スピードを変えられそう。(今回この検証はしてないのでやってみてください。)
◉味わい◉
・全体的位に酸味よりも質感や甘み、ボディ感が強めな印象。
・深煎りのものや、酸が強く感じてしまう浅煎りに使用すると甘さのボリュームが増して結果的に味のバランスを取ってくれる。
◉抽出時の様子◉
・V60と違い、ドリッパーの壁がないので空気やお湯が外側から通り抜けることが無かった。
・ドリッパー内だけでお湯が落ちていくのでその分スピードが遅く、味わいにボディ感や甘さを感じた。
いかがでしたか?
「V60ドリッパーSUIREN」は
新たなデザイン性と、何通りものパーツの組み合わせが可能な変幻自在なドリッパー。
商品コンセプトに「遊び心を組み立て、美味しさを淹れる」と書いてある通りの商品だと思いました。
抽出の面でいうと円錐タイプとフラットタイプのちょうど間くらいの使用感かなと思います。
気になった方はぜひ購入してみてください。
また実物を見たい方は、THE RELAY店頭でも販売しておりますので実際触ってみてくださいね。