ベネズエラ産スペシャルティコーヒーが22年ぶりに日本に輸入!期待が止まらない。

ベネズエラ産スペシャルティコーヒーが22年ぶりに日本に輸入!期待が止まらない。

COLUMN 2023.01.23

興味深いプレスリリースがコーヒーヲタクのメールボックスへ飛び込んできました。
ベネズエラ産スペシャルティコーヒー豆、22年ぶりに日本市場に流通へ」とのこと。

ベネズエラ産コーヒーの輸入は2001年以来(日本税関調べ)とのことで、私も飲んだことがありません。
2001年以前に飲んだことがある読者さんもいらっしゃるかもしれませんが、今のサードウェーブ・スペシャルティコーヒーの文化とは異なった焙煎・抽出の文脈がある中で提供されたコーヒーだと思います。
きっと当時と今とでは、焙煎のアプローチも抽出のアプローチも異なってくるでしょう。

つまりこれは、ほとんどの方にとって「初めて飲むコーヒーとの出会い」の予感というわけです!
とても楽しみですね!

プレスリリースの内容を噛み砕きながらご紹介していきますので、どうぞご覧ください。

Qグレーダー監修のスペシャルティコーヒーが輸入される

ベネズエラ産「スペシャルティコーヒー」が輸入されるって言うけれど、本当にスペシャルティグレードのコーヒーに値するのか?
というのは、私も真っ先に疑問に思いました。

今回輸入されたコーヒー生豆は、ベネズエラ人のQグレーダー資格を持ったダルベリス・リバス氏が監修しているそうです。
Qグレーダーのお墨付きということで、きちんとしたスペシャルティコーヒーが輸入されていることがわかります。

もちろんスペシャルティコーヒーであるということで、品質に応じた価格が生産者さんに支払われています。

ロスアンデス大学の専門家たちの協力のもと、合同会社コーヒールンバが生産者に対して適正な賃金を支払い、持続可能な開発戦略として育て続けるというビジョンを持って農園で収穫されました。

とのことです。
農家さんの安定した生活が、私たちが安定しておいしいコーヒーを飲み続けるためには欠かせない条件のひとつですからね。

このベネズエラ産スペシャルティコーヒーを輸入したのは「ラクパイ合同会社」と「合同会社コーヒールンバ」の二社です。
2023年1月5日に2030kgものベネズエラ産スペシャルティコーヒーの生豆が羽田空港に到着したそうです。
このコーヒーは今後日本国内に限定流通される予定ということなので、どこで飲めるようになるのかとても楽しみですね。

ベネズエラ産スペシャルティコーヒーに出会えた方は、どこのお店で飲めたのか、どんな味だったのか、ぜひコーヒーヲタクのツイッターアカウント宛てに教えてもらえると嬉しいです。
@COFFEEOTAKU011


ベネズエラ産スペシャルティコーヒーのカッピングコメントは?

今回輸入されるベネズエラ産スペシャルティコーヒー豆は、ベネズエラ西部メリダのコーヒー科学研究所エルパラミト農園で生産されています。

メリダ産コーヒーは優れた品質と評価を受けており、2022年にはAVPA(フランス農産物振興庁=The Agency for the Valorization of Agricultural Products)が主催する「第8回 Coffee Roasted at Origin AVPA-PARIS 2022 国際コンテスト」にて、栄誉あるグルメ賞を受賞しているそうです。
(参考リンク)
https://en.avpa.fr/cafes
https://en.avpa.fr/_files/ugd/58172f_6742d088d0844243bf7ecf5a0c14962d.pdf

今回輸入されたロットのカッピングコメントは「焙煎したカカオ豆を思わせる赤いベリーとナッツの風味を持ち、後味のバランスが良いクリーンカップが特徴」とのこと。
焙煎のさじ加減によっても、どの風味を特に際立たせるかは変わってくるでしょう。

ベネズエラは西隣にコロンビア、南隣にブラジルが位置している、南米北部の海岸に面した国です。
「後味のバランスが良い」というのはブラジルのコーヒーに近いのかな? と、ブラジル産コーヒー好きの私は期待しています。


ベネズエラってどんな国?コーヒー以外にはこんな特徴が

先ほども少し触れましたが、ベネズエラは南米北部の海岸に面した国です。
「ベネズエラ・ボリバル共和国」が正式名称ですが、通称「ベネズエラ」で日本国内では通じているようです。

緯度が北緯10度あたりと、赤道を挟んで南北に30度あるコーヒーベルトの中に収まっている国のひとつです。
どうりでコーヒーが生産されているわけですね。

熱帯地域に属していて、乾季と雨季がはっきりしているのもコーヒーの生産に適しています。
12月から4月が夏、5月から11月が冬にあたり、冬が雨季になります。
雨季があるとはいえカリブ海側の地域は年間降水量が280mmと大変少なく、乾燥しています。
コーヒーの生産に適した地域とそうではない地域に分かれるようですね。

ベネズエラは原油の埋蔵量も多いと推測されており、原油輸出国でもあります。
長く原油収入に依存してきたため、他の産業があまり育っていないという経済問題を抱えています。
コーヒーの生産・農業の成長がベネズエラの経済を改善する一手となってくれると嬉しいですね。

かつてはスペインの植民地だった時代もあり、ラテンアメリカの独立戦争時代を経てベネズエラも独立した国家となりましたが、現在も領土問題を抱えている地域があります。

今回輸入されるスペシャルティコーヒーの山地であるメリダはアンデス山脈に連なっている山脈地帯で、世界最長のロープウェイがある観光地でもあるそうです。
いつかは「観光に行けるコーヒー生産地」のひとつになるといいですね。


今回はベネズエラ産スペシャルティコーヒーが輸入されるという、新年早々おめでたいニュースをご紹介しました。

私たちの住む札幌ではコーヒーに携わる若手のバリスタや焙煎士も増えているのですが、彼らはベネズエラ産のコーヒーは飲んだことがないのだろうなぁと思うと、早くこのコーヒーが日本国内に普及して、味わえるようになってほしいと願うばかりです。
(昔から長くコーヒー屋さんをやっていらっしゃるような老舗店のバリスタさんは飲んだことがあるのでしょうか? 気になりますね)

私ももちろん早く飲んでみたい一人ですが、舌の確かなバリスタさんから説明を受けたり、腕の良い焙煎士さんの手で焼いてもらったベネズエラ産スペシャルティコーヒーを万全の状態で手に入れてみたいです。

これまで味わったことのない新しいコーヒーとの出会いが楽しみなコーヒーラバーは、私だけじゃないはずですよね。
ベネズエラ産コーヒー、気になる!
と一言SNSで呟くだけでも、ベネズエラ産コーヒーの応援になると思います。

楽しみにしている消費者がたくさんいるんだぞ! とアピールしたり応援したりしながら、ベネズエラ産スペシャルティコーヒーと出会える日を心待ちにしましょう!


関係会社概要
事業者名:ラクパイ合同会社
所在地:〒191-0041 東京都日野市南平1丁目31番10号
代表:パティーノ・アレハンドロ
主な事業:カカオ豆、チョコレート、コーヒー豆輸入
電話番号:03-6770-2844
URL:https://www.cacaoshares.com/

事業者名:合同会社コーヒールンバ
所在地:〒103-0027 東京都中央区日本橋2丁目2番3号RISHEビルUCF40
代表:コロン・エリカ
主な事業:コーヒー豆販売、イベント企画・運営
電話番号:03-6770-2844

この記事を書いた人

MAYA

コーヒーブログ「道産子MAYAのコーヒー歩き」を運営しています。ツイッター⇒@mayacafe24