【レビュー】リニューアルされた3種類のネルフィルターを楽しめる!自宅で簡単!1人用ネルドリップセット「soupir(スピール)」のフィルターを比較してみました!

【レビュー】リニューアルされた3種類のネルフィルターを楽しめる!自宅で簡単!1人用ネルドリップセット「soupir(スピール)」のフィルターを比較してみました!

COFFEE NEWS 2021.05.22

ネルドリップを身近なものにしたいという想いから作られた、1人用ネルドリップセット「soupir(スピール)」

ネルの種類が3種類になりリニューアルされました。
クラウドファンディングサイト、マクアケにてプロジェクト掲載は本日まで!クラウドファウンディング後はHPにて6月発売予定。

私は知らなかったのですが、ネルドリップには東京式、名古屋式、大阪式と、地域によって違いがあるんだそうです。

前回もスピールを使用したレビュー記事を書かせていただきましたが、
今回は3種類のネルの比較という、なかなか体験できない検証をさせていただきます。

サンプルをsuzugamaさんからいただいたので使用感などをお伝えできたらと思います。

セット内容

前回のレビューの際にスピール本体は頂いていたので、今回は新しくなったネルフィルター3種類が入った
コーヒーフィルター喫茶巡りを送っていただきました。

・コーヒーフィルター喫茶巡り
東京式、名古屋式、大阪式それぞれ1枚ずつ 計3枚 1,650円

・スピール本体


写真左から受け皿、ネルドリッパー、カップ。全て重ねるとコンパクトに収納できるようになっています。

そのほかに、それぞれのフィルターが2枚セットのものもあります。
2枚入り 1,100円

東京式(2枚入り)

名古屋式(2枚入り)

大阪式(2枚入り)

※クラウドファンディングのリターン内容によって異なりますので詳しくはこちらをご覧ください。

ネルによる味わいの違い

東京式

明治時代に日本最初の喫茶が生まれ、今も最先端のコーヒー文化を生み出し続けている東京。近年では高品質なシングルオリジンコーヒーが流行しています。このスピール専用コーヒーフィルター”東京式”は、ネルドリップらしいしっかりとした蒸らしで豆のポテンシャルを引き出しつつも、華やかな香りも同時に楽しめるフィルターです。気分を切り替えたい時や、一日の始まりを爽やかに演出したい時におすすめです。

名古屋式

江戸時代の茶の湯まで遡るという名古屋の喫茶文化。豊かで生産性の高い土壌から、人々にはゆったりとお茶を飲む贅沢な時間を過ごす余裕があったと言われています。”名古屋式”は、ネルドリップらしいまろやかでコクの深い味わいを楽しみつつ、たっぷりのコーヒーオイルで冷めても美味しい珈琲を楽しめるフィルター。”スピール”に同梱しているタイプで、丈夫で扱いやすいのも特徴です。

大阪式

高度経済成長期に多くの喫茶が生まれたと言われる大阪は、サラリーマンの憩いの場として独特な発達をしたと言われています。このスピール専用コーヒーフィルター”大阪式”は、地元で長く愛されてきた大阪生産の布地を使用。アイスコーヒーいわゆる”冷コー”や、カフェオレなどに最適なこってりした味わいに淹れやすいフィルターです。ぜひアレンジしてお楽しみください。

この味わいの違いが実際に抽出するとどのような結果になるでしょうか?楽しみです!

抽出方法

実際に淹れてみた感想

【東京式】

外側の面が少し起毛になっているのが特徴。

内側の面は縦横等間隔に糸が織られている印象。

綿100%。
生地は薄めで起毛が少ないタイプ。
そのためか、抽出速度は早めですっきりとした味わい。
コレスのゴールドフィルターのように、お湯の抜けが早かったので浅煎りに合うのではないか。

時間が経つと酸味が出てくるのですぐに飲みきってしまうような朝の一杯や休憩中の一杯などに良さそう。

【名古屋式】

外側の面は斜めに糸が織られているのが特徴。

内側の面はほんの少し起毛があり、外側と似た織り目が見える。

生地は厚手でしっかりと起毛があるタイプ。
名古屋式だけは綿100%ではなく、綿80%・ポリエステル20%となっている。
この素材にすることで生まれる違いが何なのかが気になるところ。

抽出スピードは3つの中では中間。標準と記載されているように、抽出時間がちょうど良いのか、味わいのバランスがいい。
そしてネル特有の甘みが感じられる。

冷めた時の酸味もそこまで感じられないので最後まで飲みやすい。ゆっくりしたいときに良さそう。

【大阪式】

外側の面は名古屋式と同じく斜めに糸が織られているのが特徴。

内側は厚手でしっかりとした起毛があるので外側の織り目はほぼ見えない印象。

綿100%。生地は厚手で起毛もしっかりとある。
目は他と比べて細かいような気がする。
抽出速度はとてもゆっくりで一番に苦味が感じられて、そのあとに甘みを感じる。
試しに粉を入れない状態で水を溜めた時に一番抜ける速度がゆっくりだった。

カフェオレやアイスコーヒーなどにしてもしっかりとコーヒー感が感じられそうです。
カップからの香りはあまりない印象。

全てのネルで同じ条件で抽出しましたがここまでの違いが出るとは思わずビックリしました!

抽出後のネルドリップ内の写真を見ても、お湯の落ち方はさほど違いがないように思います。
なので、味わいに影響が出たのは、生地の厚さや織り方の違い、目の細かさ、素材の違いだったのではないかと思います。

今回は、深煎りのコーヒーで比較検討してみましたが、他の焙煎度合いのもので比較した時の違いも気になるところです!

そんなご自宅で簡単にネルドリップができてしまう、
1人用ネルドリップセット「soupir(スピール)」のクラウドファンディングのプロジェクトは本日まで!
クラウドファウンディング後はHPにて6月発売予定。

気になる方はお急ぎください!

プロジェクトURLはこちら↓
https://www.makuake.com/project/soupir03/

【suzugama HP】
https://www.suzugama.com/

この記事を書いた人

MIKU FUKAZAWA

コーヒーに片想いしています。いつか近しい関係になれますように。