ミルクブリューとコーヒー牛乳の違いとは? カプチーノとの違いについても解説
COLUMN 2022.05.12
コーヒーと牛乳、鉄板の組み合わせですよね。
ブラックコーヒーは飲めないけれど、「牛乳と合わせればコーヒーも飲めるよ」という方も多いのではないでしょうか?
(私も、最初はコーヒー牛乳からコーヒーを飲めるようになっていきました)
今日はそんなコーヒーと牛乳を合わせた飲み物として間違われやすい
・ミルクブリューコーヒー
・コーヒー牛乳
・カプチーノ
の違いについて解説します。
また、似たようなドリンクである「カフェラテとカプチーノの違い」については過去にこちらの記事で解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。
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ミルクブリューとコーヒー牛乳の違いは、ずばりコーヒーの抽出方法の違い
コーヒー牛乳と言うと、広い意味ではコーヒーと牛乳を合わせたものなら何でも「コーヒー牛乳」になってしまうと思います。
それだと違いがわからなくなってしまうので、この記事では狭い意味でのコーヒー牛乳について述べていきます。
広い意味では、この図のようにミルクブリューもコーヒー牛乳の一種になってしまいますものね。
【コーヒー牛乳とミルクブリューのカンタンな違い】
一般にコーヒー牛乳といえば、ブラックコーヒーを単体で抽出したあとに牛乳を加えます。
一方でミルクブリューは、コーヒーを牛乳で抽出します。
それではここから、ミルクブリューとコーヒー牛乳について、さらに詳しく見ていきましょう。
ミルクブリューはお湯を加えず、コーヒーを牛乳のみで抽出する
ミルクブリューでは、コーヒーをお湯でドリップしません。
コーヒーの抽出には、牛乳のみを使います。
ミルクブリューはコーヒーの粉を牛乳に漬け込み、およそ一晩寝かせたあと、コーヒーの粉を取り出します。
水出しコーヒーの牛乳バージョンだと想像してもらうと、分かりやすいでしょう。
抽出時間を長めにすれば苦みのあるコーヒー感の強いミルクブリューに、抽出時間を短めにすると牛乳感のあるお子さんでも飲みやすいようなミルクブリューになりました。
私がいただいたミルクブリューキットは試作品でしたが、いずれ本格的に商品化もされるみたいです。
サワラコーヒーさんは以前「コーヒーシティフェスティバル札幌2021」にも出店された、期待のルーキーロースターさんの一店舗です。
ミルクブリューコーヒーが商品化されるのが楽しみですね。
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【ミルクブリューコーヒーの作り方】
①コーヒー粉を用意する(お茶パックや出汁パック・水出しコーヒー用パックに入れると取り出す時に楽です)
②コーヒー粉を牛乳に入れる
③②のコーヒー粉+牛乳を10~12時間寝かせる(牛乳が傷まないように、必ず冷蔵庫に入れてください)
④コーヒー粉を取り出す(コーヒー粉をパックに入れず、直接牛乳に入れた場合は、ペーパーフィルターなどで漉します)
コーヒー粉と牛乳の分量や抽出時間などは、お好みで濃さを変えて大丈夫です。
自分の好きな比率を見つけるのも、コーヒーの楽しさのひとつですよね。
さらに詳しいミルクブリューコーヒーの作り方については、こちらの記事にて解説しています。
⇒ひそかに話題?簡単で美味しい!ミルクブリューやってみました。
コーヒー牛乳はいわゆるカフェオレのこと。お湯でドリップしたコーヒーに牛乳を加える
狭い意味でのコーヒー牛乳は、いわゆるカフェオレを指す場合が多いです。
カフェオレでは、お湯でドリップしたコーヒーに牛乳をあとから加えます。
ホットでもアイスでもどちらでも楽しむことができます。
ホットカフェオレを作るときは、牛乳もあらかじめ温めておくと、よりアツアツのカフェオレを楽しめます。
アイスの場合は濃いめにドリップして、氷で冷やして冷たい牛乳を注ぎます。
ホットもアイスも、どちらも砂糖やガムシロップなど甘味を加えると、よりいっそうほんわか幸せな感じが増しますね。
お好みでシロップなどを使いアレンジするのもおすすめです。
カプチーノとは、エスプレッソに牛乳を加えたもの
コーヒーについて詳しい方は、「あれ?」と思われたことでしょう。
エスプレッソに牛乳(フォームミルク・スチームミルク)を加えたものは、カフェラテじゃないの? と。
もちろんそれも正解です。
しかしカプチーノも、エスプレッソに牛乳を加えたドリンクなのです。
カプチーノはエスプレッソに、フォームミルク(泡立てた牛乳)とスチームミルク(温めた牛乳)を加えます。
カフェラテも同様の作り方をしますが、カプチーノよりも牛乳の量が多くなります。
(牛乳の量に決められた基準はなく「カプチーノ」と「カフェラテ」をどう区別しているかはお店によって異なります)
ほかにも、エスプレッソを使ったドリンクはたくさんありますね。
エスプレッソ系ドリンクの違いについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、気になる方は参考にしてみてください。
⇒カプチーノ、カフェラテなどエスプレッソ系ドリンクの違い
ミルクブリューコーヒーが普及したことで、ミルクビバレッジの楽しみ方が増えましたね。
水出しコーヒーのように、漬け込むだけでカンタンに作れるのも魅力のひとつだと私は思います。
ドリップコーヒーだとどんなにていねいにドリップしても味がぶれてしまいやすいですが、水出しコーヒーやミルクブリューコーヒーは、分量と抽出時間だけ同じ条件にすれば、同じ味が再現できます。
自分だけの、お気に入りレシピが見つかるといいですね。
コーヒーヲタクでは、これからもコーヒーラバーのみなさんが気になる話題を調査していきます。
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それでは、次の記事もどうぞお楽しみに!