ひそかに話題?簡単で美味しい!ミルクブリューやってみました。

ひそかに話題?簡単で美味しい!ミルクブリューやってみました。

SPECIAL 2020.08.24

コールドブリュー、いわゆる水出しコーヒーが近年流行していますよね。
カフェに行くと高頻度で見かけるようになっている気がします。

コールドブリューは冷たい水でゆっくりと抽出するコーヒー。
一方でミルクブリューはその牛乳バージョン。
その名の通り冷たい牛乳で抽出するコーヒーなんです。

ミルクの味わいがしっかりしていて、コーヒー豆の個性も感じられるミルクブリュー。

実際に作ってみました!

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ミルクブリューの作り方

コーヒーと牛乳の組み合わせといえば、
ブラックコーヒーに牛乳を加えたカフェオレや、
エスプレッソに牛乳を加えたカフェラテが一般的です。

一方でミルクブリューは、冷たい牛乳にコーヒー粉を直接入れて、
そのコーヒー粉を漉して作るドリンクなんです。

水を使っていないうえに、粉を牛乳に直接入れているので、
ミルク感がしっかりと感じられるのが特徴。

作り方は粉と牛乳を8時間なじませるだけ。
なので、寝る前に作って、朝には飲めるという手軽さも魅力です。

じわじわと広まっているミルクブリューの気になる味わいを検証してみました。

 

実際に作ってみました

ミルクブリューは簡単さゆえに、さまざまなレシピがあります。
なので、今回は私おすすめのレシピをご紹介します。

用意したものはこちら。


・コーヒー豆 30g (中深煎り、エチオピア主体のブレンド)
・牛乳 450ml
・ドリッパー、フィルター、サーバー
(今回はHARIO V60ドリッパーを使用しました。)

ミルクブリュー 使うもの



コーヒー豆はザラメ大の粗さに挽きます。
ミルクブリュー コーヒー粉


作り方も本当に簡単。


1 挽いたコーヒー粉を牛乳パックへ直接入れる。(かき混ぜなくてOK)
2 8時間冷蔵庫で寝かせる。
3 ドリッパー、フィルター、サーバーをセットして、牛乳パックの中身を全て注ぐ。(あふれそうな時は2,3回に分けて注ぐ。)
4 落ちきったら完成


牛乳パックは500ml 入りのものを使っていますが、粉を30g入れるとこぼれそうで不安になってしまうので50ml 飲むことをおすすめします。


もっと簡単に作りたい!ドリッパーがない!という方は、
100円ショップで購入できるティーバッグを使うと便利です。


1 コーヒー粉をティーバッグに入れて、牛乳にちゃぽんと投入。
2 8時間冷蔵庫で寝かせる。
3 袋を取り出す。



実際にこの2パターンでミルクブリューを作ってみました。

挽いた粉を直接牛乳パックに入れます。
ミルクブリュー 作り方

こちらはティーバッグに粉を入れて、
ミルクブリュー 作り方 ティーバッグ

牛乳へ入れます。
ミルクブリュー 作り方 ティーバッグ

ともに冷蔵庫で8時間寝かせます。

 

8時間後、粉を直接入れたものは、ペーパーフィルターで漉します。
ミルクブリュー 作り方 漉す

始めは順調に落ちてきますが、徐々に漉されるスピードが遅くなっていきます。
今回は落ち切るのに10分ほどかかりました。

 

ティーバッグは取り出すだけ。
ミルクブリュー 作り方 ティーバッグ

そして完成したミルクブリューがこちら。
左が粉を直接入れて漉したもの、右がティーバッグを使ったものです。
ミルクブリュー 完成したもの
ティーバッグで作ったものは、底に細かい粉が溜まっているのがわかります。

粉を直接入れたものは、ダイレクトに珈琲の味わいを感じます。
苦みや深みなどのコーヒー感がより強め。

ティーバッグを使ったものは、それより少し丸い印象
豆の持つ甘さが上手く出ていました。

底に溜まった粉が気になったので、茶漉しを使って漉してみたのですが、
ミルクブリュー ティーバッグ さらに漉す
・・・取りきれませんでした。
これは飲んでいるときに多少気になりますね。


私個人としては、中深煎り~深煎りの豆の時にはティーバッグを使うほうがオススメです。
浅煎り~中煎りの豆だと、直接なじませたほうが豆の持つ味を引き出せそうです。


気になったので、同じ豆を使ってカフェオレを作ってみました。
少し濃いめに淹れたコーヒーと、牛乳を1:1で混ぜたもの。

ミルクブリューと比較すると、全体的な味が薄い印象。
よく言えばマイルドですが、物足りないなと感じました。

 

まとめ:多彩なバリエーションを楽しむ

ミルクブリューは簡単なだけではなく、選ぶ豆やミルクの種類で多様なバリエーションを楽しめるのがポイント。

同じ豆、同じ牛乳を使う場合でも、
粉と牛乳をなじませる時間や、豆の挽き目を変えるだけで味わいの調節ができます。

また、牛乳以外にもアーモンドミルクや豆乳、オーツミルクでも作ることができます。
オーツミルク アーモンドミルク

検証ではブレンドの豆を使いましたが、シングルオリジンの豆を使うと、より生産国ごとの個性が楽しめるミルクブリューになりそう。

後日手元にあったブルンジの豆を使ってミルクブリューをしてみたんですが、びっくり。
ブルーボトル ブルンジ ナチュラル
甘くて、ベリー系果実の風味がふわっと広がる味わいになりました。
ブルーボトルの豆は開設したての公式オンラインストアで購入しました。

生産国ごとに少量ずつ作って、飲み比べをするのも面白そうです。

 

自由度が高く、作りやすいミルクブリュー。

カフェオレ派の方もぜひ一度チャレンジしてみてください。

 

この記事を書いた人

NANAMI HIGUCHI

文章を通してコーヒーにまつわるわくわくの共有ができれば、と思っています。
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