【レビュー】クールな見た目だけではない。Cores(コレス)チタンコーンフィルター&サーバー C761GYの魅力。

【レビュー】クールな見た目だけではない。Cores(コレス)チタンコーンフィルター&サーバー C761GYの魅力。

COFFEE NEWS 2020.04.17

今回はCores(コレス) チタンコーンフィルター&サーバー C761GYについて実際に使用して、魅力を掘り下げていこうと思います。
前回のコーングラインダーC330に続く、Cores製品連続レビュー第二弾です。

その他のCores(コレス)の記事はこちら
https://coffee-otaku.com/archives/tag/cores

扱いやすいのが一番

金属フィルターはオシャレだけど、お手入れが大変そう。気にはなるけど扱えるか不安。

お店に出向いては商品とにらめっこをし、悩んでは帰るということを何度もしては買えないでいる。
そんな方も多いのではないでしょうか。
それは私です・・・

しかし、チタンで作られたフィルターは変色しにくく錆びにくいため、お手入れが簡単なのです!
そして、ペーパーフィルターが不要というのも嬉しいですね。

さらに嬉しいポイントとしてはサーバーが耐熱ガラスなので、
こんなにオシャレな見た目なのにレンジでチンしても食洗機で洗っても良いんです。

比較的安価である

写真左 チタンコーンフィルター&サーバー C761GY 6,000円(税別)
写真右 ゴールドコーンフィルター&サーバーC750GD 12,000円(税別)

と、ゴールドフィルターに比べて半額ほどで購入できるのです。
金属フィルターを金額で迷っている方に嬉しいポイントですね。

クールな見た目

金属フィルターは高級感溢れていて華やか。そしてちょっと上級者が持っていそう。
オシャレで憧れる。
など、ありますよね。
チタンはシルバーやゴールドのようにキラキラ輝いて華やかではないですが、
シュッとした佇まい。


マットな黒は
アイアン調のインダストリアルなインテリアに合いそう。
モノトーンで統一されたインテリアにも合いそう。
ヴィンテージ家具や北欧デザインにも合いそう。
言ってしまえばどんな場所でも馴染みやすいデザインで素敵。
コーングラインダーと並べても・・・ああ・・・素敵ですね。

味への影響がほぼない

せっかくコーヒー豆の種類や、焙煎、挽き方、淹れ方まで拘っていても、
フィルターが味に影響を及ぼしてしまっていてはなんだか悔しいですよね。

ペーパーフィルターは湯通しをしないと紙臭さが残ってしまったり、
金属フィルターは金属の持つイオンが放出されるため味に影響が出てしまうそう。

その点、「チタン」という素材はもともと“酸化被膜”という被膜に覆われているため、
金属イオンが放出されない事から、純金のように素材(味)への影響を与えにくいそう。

その特性を実際に体感して欲しいということで、なんと今回は
ゴールドコーンフィルター&サーバーC750GDのサンプルも頂いたので、
2つの金属の特性の違いも後ほど。

実際に淹れてみました

前回の記事でコーングラインダーC330の挽目を比べるためにメモリ1、5、10で挽いたコーヒーを、
説明書通り沸かしたてのお湯で40秒蒸らしてからコーヒーを淹れてみました。

ちなみにですが、説明書では中挽き〜中粗挽きを使用してくださいと書いてあるので、どのメモリも合っていないということになります。
器具に合っていない粉の細かさで淹れるとどうなるか分かりやすいのではないかと思います。


粉っぽくてメッシュの目に細かい粉が詰まってお湯がなかなか落ちない。
その結果味も渋いし粉っぽい。濁りが一番濃い。
舌にザラザラが残る。
当然のことながらエスプレッソが淹れられるくらい細かい粉はペーパーフィルターよりも粗い金属フィルターには合いません。


1よりは良いが、お湯が落ちにくくてフィルターにお湯が残ってしまう。
味が渋くなった。液体も濁っている。
こちらもペーパーフィルターに丁度いい位の引き目のため、金属フィルターには合いませんでした。

10
一番粗いので、フィルターの中にお湯がたまらずさっと落とせたので、にごりはほほ無く飲みやすいさっぱりした味に。
微粉は少々ある。渋みはなし。味が薄く出るかも知れない。

こちらは粒が大きいためフィルター的には適しているように見えますが、粒が大きいほど味が抽出しにくくなるので結果的に、薄くなったのではないでしょうか。

並べてみるとこんな感じ。左からメモリ10、5、1の順に並んでいます。
濁っているのは微粉です。

光に当てると、濁り方の違いが分かりますね。

底に残っている微粉はこんな感じ。
粉を荒くしても金属フィルターの特性上、微粉は少し残ってしまいますね。
カップに注いだらゆっくり少しずつ飲んで最後に沈んだ微粉は飲まないようにすると良いかも知れません。

チタンフィルターとゴールドフィルターの飲み比べをしてみました

説明書にある「中挽き〜中粗挽きを使用」という点を守って淹れてみようと思います。

コーングラインダーでいう中挽き〜中粗挽きというのは粒度の目安から見ると


中挽きが4〜7
粗挽きが6〜10
金属フィルターに適しているのは6〜10
となっています。
なのでだいたい6〜8位かなと予想を立て、間を取ってに設定しました。

粒度が合っているって大事。
メモリ1、5,10とは全然違いました!
当たり前ですが、美味しい!

プロが飲んでもほぼ味の違いが分からないほどの違いらしいので、私だけではなく
スタッフにも飲んでもらい感想をもらいました。

◯ゴールドフィルター
【浅煎り】
酸味が出ている。お湯が落ちる速度が遅い気がする。
味がはっきりしている。
【深煎り】
香りがしっかりと感じられる。苦味もはっきりと感じられる。
【全体的な感想】
ゴールドの方が香りがする

◯チタンフィルター
【浅煎り】
酸味があまりなく甘みのほうが感じる。お湯の速度が早い気がする。
味がまろやか。
【深煎り】
香りがしっかり出ていてが柔らかい味わい。ツンとした匂いや苦味は無い。飲みやすい。
【全体的な感想】
チタンの方がまろやか

 

という結果になりました。個人的にはチタンのほうが淹れやすく円やかに感じた気がします。
好きな味に近いのかな。
本当に違いがほぼなかったので気がするだけ。

ゴールドフィルターの付属のサーバーはドリップをすると上部のまるっとした膨らみに蒸気が充満し、
コーヒーの香りが立ち上がる設計。

なので、もしかすると飲んでみたとき香りを強く感じたのかも知れません。

 
チタンコーンフィルターとゴールドコーンフィルターは付け替えることも可能です。
チタンコーンフィルターでゴールドコーンフィルター専用のサーバーでコーヒーを淹れたらまた違った味わいになるかも知れません。

気になった点

ペーパーフィルター用やそれよりも細かい挽目だとフィルター内にお湯が溜まってしまうので、
粉ではなく豆を購入し、ちょうど良い挽き目に合わせたほうが良さそう。

微粉がどうしても出てしまうので飲む時に工夫が必要という点。


あと、ゴールドフィルターとセットのサーバーよりもメモリが見にくくなったくらいでしょうか・・・

 

チタンコーンフィルター&サーバー C761GYの魅力

・フィルターとサーバーのセットでこの価格。
・比較的安価なのにゴールドフィルターと比べても味が劣らない。
・錆びにくくお手入れが楽。
・ペーパーフィルター不要のため経済的。
・味への影響がほぼない。
・サーバーは耐熱ガラスでレンジ加熱も食洗機もOK。
・飾っているだけでもオシャレ。

ざっとまとめただけでもこんなにありました!
金属フィルターでのドリップを始めてみたい方にはとてもいい商品ではないでしょうか。

【チタンコーンフィルター&サーバー C761GY/Cores(コレス)】
https://cores.coffee/product/c761gy/

この記事を書いた人

MIKU FUKAZAWA

コーヒーに片想いしています。いつか近しい関係になれますように。