写真と共に振り返る、第4回COFFEE CITY FESTIVALイベントレポート
EVENT 2023.06.27
2023年5月25日~29日の日程で、第4回COFFEE CITY FESTIVALが開催されました。
場所はお馴染み札幌PARCO 7階のスペース7。
今回は祝日を挟まない日程となりましたが、お休みを取りにくい日程も何のその。
北海道のコーヒーラバー達は、道外ロースターさんのコーヒーも飲める貴重な機会にたくさん集まってくれました。
土日はもちろんのこと、平日でも混雑ぶりにびっくりする時間帯があるほど多くの方が遊びに来てくださって、記事を書いている身としてとても嬉しかったです。
中にはわざわざお休みを取ってまで参加してくださった方もいらっしゃって、コーヒー愛の熱量の高さを目の当たりにしました。
今回私はお客さんとして、そしてボランティアとしてCOFFEE CITY FESTIVALに参加しました。
いつもイベントレポートが長くなってしまうので、たくさん参加をした感想をぎゅっと濃縮してお届けしますね。
LIST OF CONTENTS
コーヒーラバーが集まり大盛況。コーヒー談義に花を咲かせました
会場はご覧の通り、多くのコーヒーラバーで大賑わい。
札幌以外の地域からわざわざ足を運んでくださった方もいらっしゃって、熱量高い空間となっていました。
北海道の5月にしては気温や湿度が高かったこともあり、会場にはクーラーが入るほど。
これまでのCOFFEE CITY FESTIVALではロースターさんもお客様もマスクを着用したりブースにビニールカーテンが設置されていたりと否応なく距離感がありましたが、今回はマスクを外した笑顔も見ることができました。
声も通りやすくなって、会話がしやすくなりましたね。
この機会に、普段はなかなか話せないロースターさんからコーヒーの専門的な話を聞けた方も少なくないのではないでしょうか?
どのロースターさんも試飲や豆の香りを嗅いで「これはどんな精製方法のコーヒーなんですか?」なんて質問をすると、ていねいに教えてくれます。
中にはコーヒーとは思えないほど甘く華やかな香りのインフューズドコーヒーを扱っているロースターさんもいらっしゃったりして、貴重な一杯を試飲させていただくと、絞りたての果実のような甘酸っぱさに思わずうっとり。
こんな「普段使い」ではないちょっと高価格帯のコーヒー豆を買いたくなるのも催事ならではですね。
会場はいつものように、ゲストシティ・カルチャー・ルーキー・スペシャルティの4ブースを中心に、その他焼き菓子やコーヒー器具のブースも賑わっていました。
ブース間はくっついていたので、ジャンルの違うお店の方同士が情報交換をしている場面なんかも目撃することができました。
コーヒーについて自分のわからないことを質問するのも楽しいですが、ロースターさん達が専門的な話をしているのを横から聞くのもとても勉強になります。
特にボランティアで参加をすると、ロースターさん達の会話が聞こえやすいので、その場に居てお手伝いをしているだけでコーヒーの勉強ができてしまうという嬉しい収穫もあったり。
お客さんとしてCOFFEE CITY FESTIVALに参加するのもとても楽しいですが、ボランティア参加もおすすめですよ。
特にゲストシティ名古屋のお店が並ぶ会場奥は、人が途切れないほどの人気ぶり。
名古屋のお店でもまだ出していない、札幌が初お披露目のコーヒー豆を持ってきてくださるロースターさんがいらっしゃったり。
これからの季節に合わせて水出しコーヒーバッグを持ってきてくださっているロースターさんがいらっしゃったり。
ポップな装飾で豆の説明を見やすく工夫してくださっているロースターさんがいらっしゃったり。
個性溢れる、高品質なコーヒーを提供してくださるお店が集まりました。
私自身会場にはかなり長い時間滞在していましたが、それでも名古屋ブースはもっとじっくり見たかったなと思うほどです。
なかなか直接購入することは難しい、遠くの街のコーヒーに会うことができる。
COFFEE CITY FESTIVALはとても貴重な機会を作ってくださっているイベントだなと改めて感じました。
ドリップ体験ワークショップは濃厚な学びの時間に
前回のCOFFEE CITY FESTIVALに引き続き、ロースターさんによるドリップ体験ワークショップも行われました。
前回のコーヒーフェスでドリップ体験に参加した時は、ロースターさんに抽出器具の使い方を教わって一緒に淹れるという流れでした。
今回はただドリップ体験をするだけではなく、ドリッパーごとの味の違いについて解説していただいたり、コーヒーの抽出の原理について解説していただいたりと、ワンランク上の学びができる場となっていました。
コーヒーは机上で学ぶだけではわからないことが多いものですし、かといって実践ばかり積み重ねても、きちんと理論立てて理解する過程が抜けてしまうとプロとの味の差に愕然とします。
「理屈」を学んで「体験」するというふたつの過程がセットになったドリップ体験ワークショップは、短い時間ながらもコーヒーを上達させたい人にとっては貴重な時間となったことだろうなと思います。
カフェ専門学校で講師を務めていらっしゃるスカイブルーコーヒーの矢野さんにワークショップの講師をしていただく場面も。
現役講師の方の流れるようなコーヒー解説を聞いて、お土産のコーヒー豆を50gも貰えて、ドリップ体験ワークショップは時間さえ許すなら全部参加したいほどお得なものでした。
音楽とコーヒーの融合。DJによるラウンジミュージックにうっとり
ドリップ体験ワークショップの裏では、DJによるラウンジミュージックが流れ、音楽とコーヒーというカルチャーが混ざり合うCOFFEE CITY FESTIVALならではの時間がはじまりました。
本格的な機材が持ち込まれ、ユースカルチャーを牽引する若きDJ達が順に音楽をかけていきます。
コーヒーを試飲していた人達も一人ふたりと音楽に引き寄せられ、リズムに合わせてゆらゆらと身体を揺らしたり、じっくりと聴き入ったり。
前回まではC-originとしてロースター出店していた薮内さんも、今回はDJ 8810として出演していました。
コーヒーに音楽にと精力的に若者文化を発信している薮内さんのポテンシャルには私も脱帽です。
会場のムードが盛り上がり、交わすコーヒーにもいっそう熱が籠もります。
音楽に背を押されるようにして気になるコーヒーに手を伸ばし、試飲を楽しみ、芳しい香りに顔を綻ばせる。
コーヒー好きな方には音楽好きな方が多いのか、BGMがかかるだけで会場全体がどこか高揚した雰囲気に包まれます。
会計を終えても音楽を聴きに戻ってくるお客様も居たりと、時間の経過と共に音楽が人を呼ぶ力も高まってきます。
催事の終了時間までメロディーが響き渡り、音が消えるのと共に、COFFEE CITY FESTIVALも「また明日」と幕を下ろしました。
会場限定ドリップバッグの詰め合わせやイベントTシャツも可愛い
コーヒーシティフェスの各催し物も盛り上がりましたが、会場限定グッズも人気でした。
お馴染みのドリップバッグの詰め合わせは、今回もCOFFEE CITY FESTIVAL参加ロースターさんのドリップバッグがランダムで5つ入った仕様です。
メインビジュアルをあしらった可愛らしいパッケージとランダムにコーヒーが入っているということもあって、ふたつ、みっつと買っていくお客様もいらっしゃいました。
ドリップバッグは大人気で、最終日を待たずに完売でした。
次回以降のコーヒーシティフェスでも、ドリップバッグ詰め合わせを狙っている方は早めに購入した方が良さそうですね。
また、今回はイベント限定Tシャツも販売されていました。
COFFEE CITY FESTIVALのロゴが入ったTシャツで、センス良くコーヒー愛を主張することができそうです。
生地も厚手でしっかりしたつくりでしたので、これから来る夏のお供としても役立ってくれることでしょう。
今回もロースターさんにボランティアさん、そしてたくさんのお客様のお陰で無事COFFEE CITY FESTIVALを終えることができました。
初の試みとなるDJブースも好評で、イベントが回を重ねるごとに進化していくのを感じています。
「街のカルチャーはコーヒーショップによって作られる」
このCOFFEE CITY FESTIVALのテーマを胸にイベント会場を見渡せば、コーヒーを愛する人々によって街の文化が醸成されているのだという実感が込み上げてきます。
人と人をつなぐ架け橋に、コーヒーがある。
コーヒーを間に挟めば、初対面の人同士でも豊かに語り合うことができる。
コーヒーの「可能性」を感じさせてくれ、よりいっそうコーヒーが好きになる機会となったコーヒーシティフェスに感謝の気持ちを述べて、イベントレポートを締めくくりたいと思います。
コーヒーと私達を繋げてくれて、本当にありがとうございました。
なお、記事内の素敵なお写真はボランティアスタッフとして参加してくださった方達が撮影したものをお借りしました。
川村康平さま(https://instagram.com/kohei_kawamura/)
scene2atmさま(https://instagram.com/scene2atm/)
Lamy Nakamuraさま(https://instagram.com/nklamy_photo/)
エモーショナルなお写真をたくさん撮ってくださり、ありがとうございました。