【レビュー】挽き目の調整幅がポイント。HARIO(ハリオ) V60 電動コーヒーグラインダーコンパクト EVC-8 を実際に使ってみました。
COFFEE NEWS 2020.05.27
いまや種類が豊富な電動グラインダーの世界。
そろそろ手挽きがおっくうになってきた私も、電動グラインダーを購入しようか考えていたところでした。
今回はコーヒー器具を扱うなかでもポピュラーなメーカーのひとつ、HARIO(ハリオ)さんの「V60 電動グラインダーコンパクト EVC-8」をサンプルとして使用させていただきました。
いち購入検討者のリアルな使用感をお伝えします。
以前のHARIO 電動コーヒーグラインダー EVC-8についての記事はこちら↓
https://coffee-otaku.com/archives/9215
その他のコーヒーグラインダーに関する記事はこちら↓
https://coffee-otaku.com/archives/tag/%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%80%e3%83%bc
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外見はシンプル
グレーなど、ほかの色が入ると家電感が出てしまう印象が個人的にありますが、シンプルにまとめられたこの商品ならインテリアの中で浮いてしまう心配はなさそうです。
このグラインダーは白色も展開されており、同様に白でまとめられていてまた違う雰囲気。お部屋のトーンに合わせて選ぶと良いですね。
グラインダーのように毎日目にするものは、生活に溶け込みつつかっこいい、またはかわいいと思えるものであることもポイントだと思います。
挽き目調整がしやすい
挽き目の目盛りは1~10まで表記があり、さらに細かく最大39段階まで目盛りの調整が可能。
コーヒープレス用の粗挽きから、エスプレッソ用の極細挽きまで対応しています。
挽き目はホッパーをまわすだけで簡単・自由に粒度を調整できます。
この価格帯としては、調整できる粒度の幅・自由度が高いように思います。
また、目盛りに細・粗の表記があるので、「どっちに回したら細かくなるんだっけ…?」となる心配は無用。小さいながら嬉しいポイントだと感じました。
実際に挽いてみると・・・
音は静かでもうるさくもなく、こんなものかなあという感じでした。挽くスピードも同様。
気になる粉受けやフタの静電気もそれほど。ストレスを感じるほどではないです。
今回は39段階ある挽き目のうち、 最細(番号なし)、中細(目盛り3)、中粗(目盛り6)、最粗(目盛り10)で挽いてみました。
最細(番号なし)
中細(目盛り3)
中粗(目盛り6)
最粗(目盛り10)
どの引き目でも均一に挽けている印象です。
最も粗い挽き目にしても、極端に大きい粒はなく、ばらつきは許容範囲。とても優秀です。
ただ、いちど挽き終わってから次の豆を挽く前に2,3秒空回しすると、粉がまだけっこう落ちてくることに気が付きました。
豆を挽き終わったらすぐに粉受けを外さず、本体をぽんぽんとすこし叩いてあげるとなお良いかもしれません。
お手入れのしやすさはまあまあ
ホッパーを外し、シリコーンリングと外臼を外します。簡単に外せます。
付属のブラシで粉を落とすか、
シリコーンリングと外臼は水洗いしても良いそうです。簡単に洗えます。
本体からホッパーを外した状態がこちら(シリコーンリングと外臼がまだ付いています)
シリコーンリングと外臼を外した状態がこちら(内臼が見えています)
本体の内臼にけっこうな量の粉が付いているのが見えるので、本体を逆さにして粉を出してあげる作業が必要そうです。
ホッパー、外臼、粉受けを外した状態で、本体は1kgちょっと。本体を持って逆さにするのは女性の私でも簡単ですが、毎回この作業をやるのはすこし手間かも…と感じました。
まとめ:全体的に満足な仕様
本体の見た目は申し分ないですし、挽いた粉の粒度も大満足な均一さでした。
本体内に残っている粉のお手入れがすこし大変かな…というのが唯一感じたデメリット。
ただ、お手入れの手間を加えても、個人的には納得のクオリティです。
予算を増やせば選択肢は増えるけど、できれば1万円くらいで、長くお付き合いできるグラインダーが欲しいなあと思っている方におススメです!
HARIO(ハリオ)V60電動コーヒーグラインダーコンパクト EVC-8
https://www.hario.com/seihin/productgroup.php?group=EVC-8