南青山に38年間あった喫茶店 店主のエッセイ集『大坊珈琲店のマニュアル』
COFFEE NEWS 2019.05.14
株式会社誠文堂新光社から発売された書籍、大坊珈琲店のマニュアル。
内容は、ビルの取り壊しにより、2013年12月に惜しまれつつ閉店した、南青山の珈琲店『大坊珈琲店』の店主、大坊勝次さんが綴ったエッセイをまとめたものになっています。
大坊珈琲店とは
大坊珈琲店は、1975年の開業から2013年の閉店までの38年間、手廻しロースターによる自家焙煎とネルドリップで淹れるコーヒーのスタイルを貫いた珈琲店。
閉店後も多くの人々に支持され続けるまさに伝説の喫茶店です。
コーヒーだけでなく、 静謐な店内に飾られた花や使われる器、流れる音楽などに至るまで大坊さんのこだわりが感じられる空間は多くの人々に愛されたそうです。
構成内容
【構成内容】
閉店
焙煎・抽出・テイスティング
珈琲屋になるまで
心掛けていたこと
キムホノ陶
私の平野遼
塩﨑貞夫の鎮魂
本文中では、大坊さんがどのような気持ちで閉店を決意したのかや、焙煎や抽出についての考え方が掲載されています。
また、店内に掛けていた絵画の作家についても独自の視点で綴っているとのこと。
書 名:大坊珈琲店のマニュアル
著 者:大坊 勝次
仕 様:A5変判、256ページ
定 価:本体2,800円+税
配本日:2019年5月14日(火)
ISBN:978-4-416-51773-4
大坊さんの思いと感性がこもった一冊。
ちなみに既刊である『大坊珈琲店』はすでに読ませていただきました。
コーヒーの焙煎や抽出、ブレンドについて具体的に記載された内容で、全体的に読みやすい、歯切れのいい文章が素敵な本でした!
新刊も早く入手したいです。