【TAOCA COFFEE/兵庫県】心の温度をあげ、誰もが幸せになれるお店がそこにあります。

【TAOCA COFFEE/兵庫県】心の温度をあげ、誰もが幸せになれるお店がそこにあります。

SPECIAL 2021.04.13

兵庫県西宮市樋之池町の山の上。
大阪の街並みを一望でき、甲山が見下ろせる緑豊かなロケーションにTAOCA COFFEE jurinji店があります。

大きな二階建ての一軒家をリノベーションした店内は、シンプルで洗練された内装に光が多く差し込む開放的な空間。
入り口すぐに大きな焙煎機があり、存在感を放っています。

TAOCA COFFEEは兵庫県内に3店舗ありますが、jurinji店は豆の販売をメインとした売り場のほか、
バリスタのトレーニング施設や焙煎所を備えた複合施設となっているのです。

また、大きなテラス席があり、山からの眺めや四季折々の木々の変化を楽しみながら
風通しが良い屋外でコーヒーを味わえるのも大きな魅力。

駐車場も15台ほど完備されているので、日々の喧騒から開放されたいという方は
車を走らせてドライブを楽しみながら伺ってみてはいかがでしょうか?

今回はそんなTAOCA COFFEEの代表である田岡 英之さんにお話を伺っていきます。

コーヒー業界に入ったきっかけを教えてください。

某大手コーヒー企業に入社したのがきっかけです。
その頃はコーヒーに興味があった訳ではなかったんですが、これをきっかけにコーヒーと出会いました。

たまたま就職先がこの会社だったんでしょうか?

そうですね、独立したいという思いが強く、経営をしっかりと学ぼうと思ったのがこの会社でした。
実力主義というか。自分次第で出世ができるという点や、会社の内部も見られるというところが魅力で選びました。

実際入ってみて変化はありましたか?

全て学びましたね。失敗も成功も、お金関係もひと通りは経験できました。

実際に借り入れをするというような経験はしていないですが、新業態を立ち上げる部署にずっといたので、ゼロから作っていくという仕事も、スタッフを育てていくという仕事もさせてもらいました。
会社代表でバリスタチャンピオンシップに出場させてもらったのがスペシャルティコーヒーとの出会いでした。
15年前くらいですけど、素晴らしいジャンルのコーヒーがあるんだなという事を知って、起業するならこれを商売にしたいというのが始まりでした。

15年前はまだそこまでスペシャルティコーヒーが浸透していない時期ですよね?

そうですね、競技会に出ているバリスタしか知らないくらいの時期でしたね。
それでも会社はサポートしてくれて、スペシャルティも仕入れてくれましたし、すごく僕は恵まれていましたね。
大変でしたけど!

チャンピオンシップに出場してからの気持ちの変化はありましたか?

これがプロのバリスタなんだというのを感じました。
店頭でバリスタっぽいことはしてましたけど、職業として初めて意識したのは大会に出たことがきっかけです。

カフェを開いた理由を教えてください。

某大手コーヒー企業に入社したときに漠然と飲食店を起業したいというのがありまして、とりあえずカフェがいいかなと。
そこからバリスタとして働きながら、徐々に技術も自信もついていきたという感じです。

実は、僕が会社で新業態を立ち上げた中で、今残っているお店は0なんです。

あれだけ何十年の歴史がある会社でマーケティングをしても実際出してみないとわからない。
博打性が強いのが飲食店やカフェ・レストランだなと肌で感じました。
どれだけ電卓で計算しても計算通りいかないっていうのが経営だなと。

当時家族も子供もいたので、起業したいけどどうしたらいいかという中で、色々な人に話を聞きました。焙煎は利益を出すのも難しいけど、赤字になるリスクも少ないと知り、数字はすぐに弾ける知識はあったのでやってみたら、あら!商売としていけるやん!って。

8年くらい某大手コーヒー企業に勤めていたんですが、最後の3年ぐらいは焙煎屋として独立したいという想いがあったので、焙煎の勉強もはじめました。
最後の1年は会社の焙煎工場がありまして、そこに異動して焙煎をしていました。

焙煎の技術はその工場で学んだんでしょうか?

焙煎の技術そのものは独特でしたが・・・
味を見ることや、バリスタとは違うカッピング技術を学ぶことができたのでそれは凄く良かったです。

そこから独立されて、さらに焙煎の技術を磨いて行ったということでしょうか?

そうですね、独立してからです。

お名前から取られたとは思いますが、店名の由来を教えてください。

最初はかっこいい横文字の〇〇ロースターなど考えていましたが、ロゴデザインで入ってくれたデザイナーさんに最終的にあなたしかつけれない名前ですよ!と言われ、決めました。
田岡って名前は珍しくて。それに加えてデザイナーさんが田岡のKをCに変えてくれて、デザイン的にもしっくりきたのでそれにしようと決めました。

Cの丸いフォルムが素敵ですよね!

そうですね。あれがKだったら多分やってないと思います。

ちなみに私はジャケ買いというか、TAOCAさんのデザインがおしゃれというところから入りました!すごく洗練されているなって。そういうのも大事ですよね!

とても大事だと思いますね!
スペシャルティコーヒー自体に付加価値があるので、さらによく見せないとっていうのはありますね。
今のデザインはうちのスタッフのが全部やってくれているんですよね。

え!そうなんですか!すごいですね!

喜ぶと思います。ありがとうございます!

カフェのコンセプトを教えていただけますか?

言葉として言うと「心の温度をあげる」というのがあるんです。
携わる人の心の温度をあげる。
なので、生産者もバイヤーも僕らもお客様もと言うところです。
細かい決まりは設けてなくてざっくりしていますが、それぞれスタッフの捉え方で、
”心の温度が上がるようなことをしていこう”という感じですね。

飲んでる人も幸せになるようなイメージですよね。

そうですね、お客様には生活が豊かにっなって欲しいというところですね。

あとは、生産者さんと僕らに関しては、薄利多売からの脱却に力を入れたいですね。
生産者もバリスタも所得が低い。
貧困層とまでは言わないですけど・・・日本も。
日本は豊かなのであまりみんな気づいてないですが、やはり飲食業、中でもコーヒー従事者は給料が一番低いので・・・。
それはやはり全てが薄利多売ってところからきてると思うんです。
みなさん生産者生産者って言うんですけど、スペシャルティコーヒーを広めて、まずは消費国のバリスタからどんどん給料を上げて行きたいと思っています。

素敵なとりくみだと思いました。

いえ、ただ言ってるだけですよ笑

なぜ1店舗目のTAOCA COFFEE Kurakuenの場所にお店を出そうと思ったのか教えてください。

一軒家が多くある住宅街にお店を出したいと思っていて、そういった場所を探していました。
そこから、閑静な住宅街にあるビルに一目惚れして誰にも相談せずにハンコを押して帰って驚かれました!

ご家族にもですか?

そうです笑

それはすごいですね!

最後は直感でポンっとハンコを押した感じです。

奥様、とても寛大ですね!

本当に助かってます!

お店のPRはありますか?

ないですねー・・・
コーヒー豆が12種類のラインナップから買えるってことくらいです。
月に3銘柄4銘柄新しくなるんですけど、大体常時12種類くらいは豆が購入できます。
店頭で提供しているドリンクは、ラテ系とドリップ系。
それぞれ浅煎りと深煎りから1種類ずつ飲めるようにしています。

フードはjurinji店だけはトーストを提供しています。
カフェとしてではなく、珈琲豆を売りたいのでフードメニューは最低限にしているんです。

今期オススメのコーヒーはありますか?

THE RELAYさんにも提供している完熟チェリーのエチオピアとこれから入荷されるボリビアが今はアツいです!

さいごに、田岡さんにとってコーヒーとはどんなものでしょうか?

ないですねー。ないです・・・!
でも、個人的には人と人を繋げてくれるものだと思ってます。
全ての出会いの中心がコーヒーなので。僕は。

ここでコンセプトと繋がってくるんですね?

そうですね。繋げてください笑

僕はあまり考えてないんですよね、そこまで。
夢とか、これからやって行きたいこととか、聞かれるんですけど、特にないんです。

今の生活が続いていけばいいなとか?

そう言うことでもないんですが、具体的にそこまであまりはっきり考えたことがないんですよね。
自分の家族とスタッフの家族をどうやったらあと数十年ご飯を食べさせていけるかなってところの方が最近は強くて、あまり夢は見れてない感じがしますね。

ご家族やスタッフの幸せを願い、薄利多売をなくしたいという想いを持ち、
コーヒーに関わる全ての人が幸せになる未来のために尽力されている田岡さん。

そんな素敵な4月のマンスリーロースターTAOCA COFFEEは、
THE RELAYで4月末まで店内ドリンクとしてお楽しみいただけます!

コーヒー豆は6月末までお取り扱いしています。
ぜひこの機会にTAOCA COFFEEのコーヒーを
実際にTHE RELAYで味わって頂き、好みの味を見つけてくださいね!

THE RELAYのInstagramアカウントでは、お取り扱いのコーヒー豆の情報やインスタライブの様子も随時更新されていますので
こちらも是非チェックしてください!

 

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TAOCA COFFEE -JURINJI-さんのコーヒー

INFORMATION

店舗名 TAOCA COFFEE -JURINJI-
住所 〒662-0005 兵庫県西宮市湯元町1-8

【最寄りのバス停】 / 西宮甲山高校前
TEL/MAIL 0798-56-8282
WEB WEB Instagram Facebook
営業時間 10:00-19:00
定休日 年始
焙煎機 ローリングスマートロースター15kg
エリア 兵庫
豆の販売 あり
その他 Parking / 専用駐車場15台完備

MAP

この記事を書いた人

MIKU FUKAZAWA

コーヒーに片想いしています。いつか近しい関係になれますように。
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