Cafuné
SHOP 2019.10.28
地下鉄東豊線学園前駅から歩くこと約7分、豊平川近くにある自家焙煎店Cafuné(カフネ)が見えてきます。
南北線中島公園駅から歩いても約7分で到着する地下鉄のアクセスがいいカフェです。
扉を開けて中に入ると、『モダンなカフェ』と『クラシックな喫茶店』2つの印象が絶妙に調和したような空間が広がります。
店内のテーブルと椅子は木材を使用したもので統一され、落ち着いた雰囲気。
窓際のカウンター席に座りメニューを眺めてみると、豊富な種類のコーヒーの他に、
ナポリタンやオムライスといった軽食メニュー、さらにプリンや珈琲ゼリーのようなスイーツメニューが並んでいます。
本日はそんなCafuné(カフネ)の店主、市村 猛さんにお話を伺っていきます。
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コーヒー業界に入ったきっかけを教えてください。
昔からコーヒーが好きで若い頃から喫茶店を開きたいという気持ちを持っていました。
ですが、大学を出た当初はコーヒーと関係のない企業に就職しました。
企業で働く中で、仕事は人生の大部分を占めることだから自分の好きなことに取り組んでいこうと決意し、札幌の老舗喫茶店である北地蔵に務めたのが業界に入ったきっかけです。
北地蔵以外のお店でも経験を積まれたのでしょうか?
北地蔵の閉店後、独立にはまだ早いと考えていた時に、ご縁があってカフェD×M(ディーバイエム)で働かせていただくことになり、コーヒー豆の焙煎や店長としての経験を積みました。
老舗の喫茶店だけでなくトレンドのカフェでも働いていたのですね
そうですね。
D×Mでは北地蔵にはなかったエスプレッソメニューや現在流行しているサードウェーブと呼ばれるコーヒーに精通する機会がありました。
結果的に、古き良き喫茶店特有の静かな店内で淹れるネルドリップとサードウェーブのスペシャルティコーヒーというカフェ文化の両方を経験できたことは自分にとって非常に大きいです。
カフェを開いた理由を教えてください。
D×Mが都市開発により閉店することになったことが大きなきっかけです。
それを機に自分の色で新しいお店を開こうと決意し開業しました。
開業にあたってどのような雰囲気のお店を目指しましたか?
同じコーヒー店であっても全く違った色を持つ2つのコーヒー店で経験を積んだことが自分の強みだと思っています。
それぞれの店舗での経験を活かしつつ、自分なりの表現をして作り上げたのがこのカフェです。
カフェのコンセプトを教えてください。
先程お話した店舗空間へのこだわりもコンセプトですが、やはり当店の主役は自家焙煎のコーヒーです。
常に鮮度の良いものをお客様に提供し、コーヒーを通じてちょっとした幸せを感じていただきたいという思いがあります。
コーヒーの抽出へのこだわりを教えてください。
当店の抽出方法は、ネルドリップ・ペーパードリップ・エスプレッソマシンの3つからお選びいただけます。
ご希望が無ければその時の豆の状態等を見て抽出をさせていただきます。
同じコーヒーであっても一辺倒にこれだと決めつけずにシーンや気分で飲み変えていただきたいと思います。
また、ブレンドの種類は季節のブレンドを含めて5種類ご用意し、浅煎りから深煎りまで各種取り揃えています。
空間だけでなくコーヒーにもこだわりが詰まっているのですね。
あとは喫茶店文化も大切にしたいと思っています。
各々が集まってそれぞれの時間を過ごす。
そこにコーヒーとちょっとした食事とスイーツがあるような雰囲気ですね。
さらにもう一つの要素として、この空間が様々な考えを持っている人達が集まることのできる場所になればと思い、ギャラリースペースとしての貸出も検討しています。
現在、実際のギャラリースペースの様子を再現するために私が描いた絵を展示しています。
当店のブレンドコーヒーのイメージで絵を描き、それをパッケージのラベルとして使用しています。
※展示内容は取材当時のもので、現在とは異なっている場合があります。
お店のPRをお願いします。
人気は北地蔵のレシピを再現して作った地蔵プリンです。
当店はコーヒー屋なのでプリンなどのスイーツや食事メニューは全てコーヒーと合わせて美味しいように作っております。
人気の地蔵プリンに合わせるのにおすすめのコーヒーはありますか?
やはり深煎りの方がスイーツと合うので、レギュラーブレンドでしたら中深煎りのたそがれがプリンと合わせた時でもしっかりコーヒー感も味わえると思います。
より苦くてもいいという方には深煎りのブレンドコーヒー月光もおすすめです。
ブラックが飲めないという方には、カフェオレにもこもこの泡を乗せたミルク珈琲とプリンの組み合わせもいいと思います。
ミルク珈琲も北地蔵のメニューの再現なのでプリンと合わせて当時を思い起こすのにおすすめです。
あなたにとって珈琲とは?
純粋に言えば、安らぎです。
自分の中でコーヒーは食事をしたり睡眠をとったりするのと同じレベルにあります。
あとコーヒーは身分を問わず楽しめるというのが良いところだと思っていまして、それが喫茶店を開業した1つのきっかけでもあるんです。
コーヒーは色々なお客様が楽しむものなので、そこが面白いと思います。
Cafuné(カフネ)という店名の由来は、ポルトガル語で大切な人の髪にそっと指を通す仕草という意味の言葉。
聞き馴染みは無いのに不思議と耳に残るこの言葉を店名にした理由を市村さんに尋ねると
「昔ながらの喫茶店の名前って一見よくわからないのに覚えやすい名前のことがありますよね。そこに憧れていたのと仕草に名前がついていることの面白さを感じ、この名前にしました。」
と教えてくださいました。
伝統的な喫茶店と現代的なカフェ双方のこだわりを取り入れたCafuné(カフネ)
ゆったりとした居心地のいい空間で自家焙煎コーヒーや食事を楽しんでみてください。
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Cafe倫敦館 / source: http://blog.livedoor.jp/northforest999/archives/1070108541.html
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INFORMATION
店舗名 | Cafuné(カフネ) |
---|---|
住所 | 北海道札幌市豊平区水車町2丁目3-25 メープルリバービュー 1F |
TEL/MAIL | 011-850-9930 |
WEB | |
営業時間 | 11:30~20:00 |
定休日 | 毎週月曜、第2・第4週火曜日 |
焙煎機 | フジローヤル 半熱風式 3kg窯 |
エリア | |
豆の販売 | あり |