CAFÉ BOHNE

元々コーヒーが好きで、カフェに行ったり、自分で淹れて飲んでいました。
コーヒー業界に入る前は観光業界で働いていて、関東の様々な勤務地を転々とする中、伊豆で務めている時に
ヴェッカーというカフェでコーヒーを飲む機会がありました。
東京のコーヒー店、カフェ・バッハ系列の自家焙煎店で、そこで初めて飲んだコーヒーが美味しくて衝撃を受けました。
何度か通っている時、ヴェッカーのマスターが箱根駅伝で中央大学が優勝したことをすごい喜んでいて
実は私もそこの出身なんですよ、となって話が盛り上がり、マスターと親交を深めながらコーヒーへの理解も
深めていきました。
その後、カフェ・バッハの田口氏を紹介していただき、トントン拍子にバッハで修行することが決まりました。

会社で働きながら、独立したいと思っていました。
独立するにあたり、どんな仕事があるかと考える中、元々がコーヒー好きで、その中でもヴェッカーさんのコーヒーを飲んだ時の衝撃がやっぱりインパクトがあったんです。
ヴェッカーさんも基本的にはお一人でお店をされていて、お話を伺う内に、私もバッハで修行を積んで、
こんな味を出せるようになれば、一人で店をできるかもしれないと思いました。
そして何より自分が受けた衝撃や感動を多くの人に味わっていただきたいと思い、会社で働きながらバッハで数年間の修行を重ね、2002年にCAFÉ BOHNE（カフェ ボーネ）を開業しました。

「良いコーヒー」を目指しています。
良いコーヒーとは、良質な生豆を丁寧にハンドピックし、その豆の一番美味しい味を表現できるような焙煎を少量ずつ行うことで、常に新鮮な豆を提供すること。
これが当店のポリシーです。

まずは丁寧にハンドピックされた新鮮な豆を試していただきたい。
それとストレートの銘柄の中から、2~3の銘柄を選んでオリジナルのブレンドを作る「マイブレンド」もおすすめです。
コーヒーを飲んでいてもうひと味欲しいという場合には少し別の豆を混ぜるだけでご希望の味になるので、ぜひ。
あとは新しいデザインのドリップバッグ。
キャンプや旅行先、会社などの出先でボーネのコーヒーを気軽に楽しむことができます。
あともうひとつ、「コーヒーの淹れ方教室」です。
今まで自己流でコーヒーを淹れていてなかなか美味しいコーヒーを淹れられなかったという方に、参加した次の日からコーヒーが美味しくなったと言っていただいたこともあります。

焙煎をしている者としては、コーヒーは「幻の頂」だと思います。
焙煎をしながら突き詰めていき、一番美味しい味が出たと思っても次も同じ味になるとは限らない。
煎り止めのタイミングが1秒違うだけでもけっこう違う。
全く同じように焙煎したつもりでも、コンマ数秒ずれるだけで微妙に味が違うんです。
コーヒー好きの一個人としては、癒しの飲み物だと思います。
無くても生きてはいけるでしょうが、コーヒーの無い人生は、味気なく、とてもつまらないものだと思います。