嘉多山珈琲

嘉多山珈琲

SHOP 2018.11.09

北海道中央バスを新琴似2条10丁目の停留所で降り、住宅街を進むと、視界に無数の木の板を使ったお店が飛び込んできます。

中に入ると、カウンターや器具の販売スペースにも木材がふんだんに使用されたアーティスティックな空間。
店内にはほどほどの太陽の日差しと落ち着いた光量の照明が灯り、柔らかい雰囲気が広がります。

ですが、コーヒー豆の販売店にもかかわらずコーヒー豆がどこにも見当たりません。
笑顔で迎えてくださった店主の嘉多山さんに伺うと
「コーヒー豆をショーケースに入れると酸化してしまい、鮮度に影響するので、当店では行っていないんです。」
とのこと。コーヒー豆にこだわっているお店と聞いていましたが、コーヒー豆の置き場所からこだわっているとは・・・おみそれしました。

本日はそんな嘉多山珈琲の店主、嘉多山 寛さんにお話を伺っていきます。

INTERVIEW have a talk

コーヒー業界に入ったきっかけを教えてください。

会社を辞め、新しい仕事をしないといけないと考えていました。
そこで自分の店を開こうと考え、当時ブームだったカフェを開いたのが18年前。
店をするからには適当なことはできないと考え、最初から焙煎機を導入しました。
自家焙煎店として、手探りで自分が良いと思う方向に焙煎を行いながら進んできました。
スタートはそのような感じですが、コーヒーは追求すると、少しずつ色んなことがわかってくるところが面白いです。

カフェを開いた理由を教えてください。

開業しようと考えた18年前がカフェブームだったから、というのがスタートです。

カフェのコンセプトを教えてください。

嘉多山珈琲は、本当に美味しいコーヒーを求める方のための珈琲専門店です。
生豆・焙煎・鮮度に徹底的にこだわり、極上のコーヒーを追求しています。

お店のPRをお願いします。

ミルクや砂糖を入れないとコーヒーを飲めなかった方がブラックでコーヒーを楽しめるようになったと喜んで頂いています。
本当に美味しいコーヒーをぜひ一度ご賞味ください。

あなたにとって珈琲とは?

私にとってコーヒーは修行です。
コーヒー豆を焙煎するために色々なことを試し、失敗も多く経験しました。
私は違和感のある苦味を持っているコーヒーが好きではありません。
焦げでも豆のむらでもない、ダメージのある苦味がない、美味しいコーヒーを求めて少しずつ進んできました。
そのために焙煎機も様々な箇所を少しずつ改造してきました。
それでも毎年新しい品種がでてきたり、年ごとで生豆の品質に違いがあったりで同じ焙煎が通じるとは限りません。
だから、コーヒーは私にとって修行なんです。

嘉多山さんのコーヒー豆への徹底したこだわりは焙煎だけでなく、生豆の選定や鮮度管理にも見られます。
生豆は、ハンドピックしなくても良い程上質な生豆を何種類も取り寄せて、厳選した最高級の物のみを使用。

どのようにして生豆の選定のために必要な味覚を習得したのかお伺いすると、
「店を開いて以来、市場で買う旬の物だけを食べています。私は飛び抜けたカッピングの才能はないので、旬のものを食べることで味覚を鍛えています。
あと化学調味料の入ったものは一切食べないようにしています。」
とお答えいただきました。

鮮度は、買った人が長く風味を楽しめるように、焙煎から3日以内のコーヒー豆以外の販売を行なわないという
徹底した管理が行われています。

生豆の選定・焙煎・鮮度を追求し続けるコーヒー店、嘉多山珈琲。
嘉多山さんの言葉をお借りして表現させていただくと、『本当に美味しいコーヒー』を味わえるお店です。

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INFORMATION

店舗名 嘉多山珈琲
住所 札幌市北区新琴似1条10丁目8-18 プログレス新琴似1F
TEL/MAIL 011-769-3911 / info@katayamacoffee.com
WEB WEB Facebook
営業時間 11:00 ~ 18 :00
定休日 日曜日・月曜日
焙煎機 フジローヤル 直火式 1kg窯
エリア 札幌市北区
豆の販売 あり
その他 喫茶なし。コーヒー豆の販売・テイクアウトのみ。

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この記事を書いた人

SHO KONISHI

記事を通して、皆さんがコーヒーを楽しむお手伝いができればなと思っています。