【COFFEEMAN good/青森県青森市】

【COFFEEMAN good/青森県青森市】

SPECIAL 2024.05.31

青森県青森市にあるCOFFEEMAN good

2021年のTHE RELAYを立ち上げたばかりの時に快くマンスリーロースターを受けてくださってから3年。
今回は2回目のお取り扱いをさせて頂くことになりました!

オーナーの橋本さんは、その後も札幌にいらっしゃる度にお店に顔を出してくださったり、いつも気にかけてくれていました。
そういう人柄にたくさんのファンがいるのだと思います。
この3年の間にコーヒーの大会のジャッジメントをされるようになったり、
今年TYPICA GUIDE 2024日本で唯一の”3-Star Roaster” に選出されるなど自己研鑽を惜しまないところも素敵ですよね。

また、2024.6.29(土)12:00〜17:00ゲストバリスタイベントがあります。

初回のお取り扱いの際は2021年のコロナ禍の真っ只中ということもあり、ゲストバリスタに来ていただくことが叶いませんでしたが、
今回は来ていただけることになりました!特別な時間になること間違いなしです!

ぜひ橋本さんの淹れるコーヒーをお楽しみください。

そんなCOFFEEMAN goodのオーナー橋本 雄大(ハシモト ユウダイ)さんにお話を伺っていきます。

1回目のお取り扱いの際にさせていただいたインタビュー記事はこちらです!

今回は2度目ということもあり、少し違ったご質問をさせてください。

COFFEEMAN goodさんは2度目のご参加ですが、前回と変わった部分はありますか?

焙煎機がハマ珈琲1kg釜→GIESEN W15Aに変わったことと、お店で抽出するドリッパーが円錐系→カリタウェーブに変わったことです。

焙煎機をGIESEN W15Aにされてから、使い心地や前回との違いなどありますか?

1度にたくさん焼けるようになりました笑。
以前は焙煎をしながらソーティング、袋詰めまでしていましたが、より集中して焙煎ができる環境になりました。

また、中浅煎りの焙煎度合いで特にクオリティが向上しました。
蓄熱を有効活用して熱を伝えることができ、より透明感がありながら味わいに立体感があるコーヒーになっていると思います。
また、排気やドラムの回転数など自在にコントロールできるため作り出せる味わいが広がったと思います。

中深煎り、深煎りは以前の焙煎機と近い仕上がりになるようにプロファイルを調整しています。
最初は苦戦しましたが、香ばしさのなかにも仄かに生産者の個性が感じられる仕上がりになっていると思います。

今回のマンスリーの豆は全てペルーですが、ペルー祭り(笑)にした理由はありますか?

24年入港のNew Cropがたくさん入荷したので、フレッシュな状態のペルーをぜひお届けしたいなと思いました!

また、昨年9月にコーヒー豆の乾燥室を建設したSusiさんの最初のロットや、日本に初めて入港したDreidiさんのゲイシャは絶対にお送りしようと決めていました。
後の2種類はとても悩んだのですが、せっかくなら同じ生産国で味わいの違いを楽しんでいただけたら面白いかなと思い決めました。

もう一点は、ペルーのスペシャルティコーヒーに対するイメージがあまりない方がまだ多いのかなという印象があるので、これを機に知ってもらえたら嬉しいな!と思いました。

さらに、エクスポーターのCultivar、インポーターでありダイレクトトレードのオンラインプラットフォームのTYPICAを知ってもらう機会をつくりたいと思いました。

前月のQUILT COFFEEさんともTYPICAさんの農園訪問でペルーに行かれてましたよね。
THE RELAYでその時ちょうどNAGASAWA COFFEEさんをお取り扱いさせて頂いていて、確かボリビアの現地と繋いでインスタライブをさせて頂いたことを思い出しました!

また、QUILT COFFEEさんのペルーファウスティノ・フローレスさんの農園のコーヒーを扱っていますが、その息子さんであるダビッド・フローレスさんの農園のコーヒーが6月のラインナップに入っているというのも粋な計らいでいいなと思いました。

そしてTHE RELAYのコンセプトであるリレーのバトンを繋いでいくという面でも素敵だなとしみじみ感じています!

プラットフォームのTYPICAを知ってもらう機会をつくりたいということですが、農園訪問のエピソードを教えてください。

一昨年の9月、ボリビアとペルーの農園を訪問しました。全部で8つの農園、3つのエクスポーターを訪問しましたが、それぞれが全く違う環境・境遇・マインドで農園を営んでいることを知りました。

ボリビアで訪問した農園は、設備が整っている場所が多く生産者同士のコミュニティもできていてスペシャルティコーヒーの生産に前向きな空気感を感じる場面が多くありました。ボリビアはコーヒー生産者が減り続けていると聞いていたのですが、私たちがお会いした生産者の皆さんからは「コーヒーが好き」という気持ちが伝わってきました。

ペルーでは、以前買い付けしたSusiさんの農園を訪問することができました。
ポテンシャルの高い農園ではあるものの多くの課題を抱えている生産者で、シックもありましたが一緒に課題に対して向き合っていこうとお話しすることができました。

TYPICA GUIDEという企画でSusiさんの件には詳しく触れていますので、よかったらご覧ください。

ボリビア滞在中はナイラカタ、アグリカフェ、ペルー滞在中はカルティバーがそれぞれ農園や生産者のもとへ案内してくださったのですが、小規模農家や生産者ひとりひとりと関係を築き上げるために常に努力を重ねていること、エクスポーターとインポーターの関係、そこの「信頼」を常に感じていました。

私たちが1杯の液体をお店で提供するまでに、いろんな人の信頼が繋がってここまで届いていることを知ることができ、とても貴重な体験になりました。

一緒に旅をしたコーヒー屋さんとも新たな繋がりができ、お店のことやコーヒー談義ができたこともいい思い出です。

次に、今は大会のジャッジなどもされているのに、エアロプレスの大会に出続けている理由はありますか?

2023年はコーヒー業界に飛び込んで10年目の年だったこともあり、新しいことにチャレンジしようと決めていました。
運営の方からお誘いをいただいたこともあり、昨年はJHDC、Tap Cupでジャッジをさせていただきました。
あおもりから競技者として大会に出場している人はとても少ない状況でしたが、私がジャッジ側に行くことでより競技会の魅力を伝えられるようになればいいなという思いがありました。実際、昨年は競技者が一気に増えたので効果があったなと感じています。

ジャッジは元々興味がありましたが、大きな抽出競技会ではまだ優勝できていない立場なので…競技者としての挑戦も続けていきたいと思っています。
エアロプレス、JBrCでチャレンジを続けていきたいと思っています。

最後にTHE. RELAYのお客様へ一言お願いします。

札幌の皆様に私たちの大切なコーヒーをお届けすることができとても嬉しいです。ぜひお楽しみください!


◉オーナープロフィール◉
COFFEEMAN good (コーヒーマン グッド)
橋本 雄大 (ハシモト ユウダイ)

“”カフェインと糖分を大量に摂取する””だけが目的でコーヒーを飲んでいたが、2013年秋に偶然入ったカフェで飲んだコーヒーの美味しさに衝撃をうけ、その後都内を中心に150店舗程コーヒーショップを巡った後にバリスタのキャリアをスタートする。

故郷の青森に帰青した際、COFFEEMAN goodを偶然見つける。その後何度か立ち寄った際、お土産でスタッフに渡したエスメラルダ ゲイシャを飲んだ中村(現在の共同経営者)が次の日横浜に現れ「青森に帰ってきてコーヒー屋をやりませんか」と声をかけられる。

2017年8月、COFFEEMAN goodをリニューアルオープン。横浜市出身の妻と夫婦で必死にお店を切り盛りしてはや7年が経とうとしている。””あおもりから、世界に誇れるコーヒーカルチャーをつくる””をミッションに日々奮闘している。

鮨とコーヒーが好き。33歳のおじさん。

2013年:三軒茶屋で偶然入ったカフェで飲んだコーヒーの美味しさに衝撃をうける
2014年:CAFE LEXCEL 丸の内ビルディング店、CIAL桜木町店でバリスタのキャリアをスタート
2015年:Japan Brewers Cup 2014/15でSemi-Finalに進出、日本7位
2017年:COFFEEMAN goodを引き継ぎ店主に
2018年:Japan Aeropress Championship 2018 東北1位、日本3位入賞
2020年:Q Arabica Grader取得
2022年:Japan Aeropress Championship 2022 準優勝
2023年:Japan Hand Drip Championship 認定ジャッジ取得
2023年:Japan Aeropress Championship 青森大会初開催を誘致
2024年:TYPICA GUIDE 2024で日本で唯一の””3-Star Roaster”” に選出

THE RELAYのInstagramには今までのマンスリーロースターで参加してくださったロースターさんのご紹介もしております。

また、橋本さんをゲストに迎えたインスタライブはこちらからご覧いただけます!
インタビュー内でも触れている農園訪問のお話をさらに内容を深くお話頂いてますので、ぜひそのストーリー含めて6月のコーヒーをお楽しみいただけたらと思います。

是非みなさん飲みにいらしてくださいね!

COFFEEMAN goodさんのコーヒー豆は2024年8月末までTHE RELAYの店舗で購入できます。

 

INFORMATION

店舗名 COFFEEMAN good
住所 青森県青森市古川1丁目17-1
WEB WEB Instagram Facebook
営業時間 11:00〜18:00
定休日 火曜日・水曜日
焙煎機 GIESEN W15A
エリア 青森県
豆の販売 あり

MAP

この記事を書いた人

MIKU FUKAZAWA

コーヒーに片想いしています。いつか近しい関係になれますように。
SPONSORED LINK