THE RELAY 2月マンスリーロースター【ABOUT US COFFEE/京都 伏見稲荷】お店はただそこにあるだけ。コーヒーとお客様にフォーカスを。誰もが主人公になれる場所。

THE RELAY 2月マンスリーロースター【ABOUT US COFFEE/京都 伏見稲荷】お店はただそこにあるだけ。コーヒーとお客様にフォーカスを。誰もが主人公になれる場所。

SPECIAL 2022.08.16

京都・伏見稲荷エリア。
JR稲荷駅から徒歩5分ほど。
細い路地裏を進んでいくと、真っ黒な外壁にABOUT US COFFEEと書かれた二階建ての一軒家が現れます。

店内に入ってみると内装のほとんどのものがブラックやモノトーンに統一されています。

これはお店ではなくコーヒーとお客さんがフォーカスされるようにと考えて作られたそう。

”ABOUT US”には誰もが主人公になれるという意味が込められていて、その多様性の観点から、フルーティな浅煎りからしっかりコクのある深煎りまでコーヒー豆を幅広く取り揃えられています。

今回はABOUT US COFFEEの店主、澤野井 泰成(サワノイ ヤスナリ)さんにお話を伺っていきます。

コーヒー業界に入ったきっかけを教えてください。

両親が長年個人自業主として大阪の下町でお風呂屋さんをしていました。
祖父祖母の時代から、父親も母親もそこでずっと働いてる姿を見て育ったので、あまり外に働きに行くサラリーマンのイメージがつかなかったんです。
ずっと何をしたいのかを模索していて、ファッション業界や美容業界にもいたんですが、最終的にコーヒー業界に辿り着いたという感じです。

なので、本音としてはなんでも良かったんですよ。
おしゃれなことができればなんでも良いぐらいの・・・。

結構いらっしゃいますよ、とりあえずなんでも良かったけど…ていう。
結果的にはのめり込んじゃう流れに。

そのうちの1人ですね!

Qグレーダーを取っていたり、ワールドディスカバーの焙煎の大会もそうですけど、なんでもいいって気持ちでそこまではできないですよね…

先ほどのお話にも出ていたファッション業界はどんなところでしたか?

シャネルとかプラダとか…

なんと・・・!じゃあ接客スキルも高いんじゃないですか?

フレンドリーに踏み込んだ接客は得意じゃないですけど、そう言うお店っぽい、クレームは絶対起こさない接客みたいなのは得意です。

私も服飾専門学校に通い、一時期アパレルにいましたが、ハイブランドで起用されることってとても凄いことです。
それなのにハイブランドでのお仕事からコーヒーに転向したのはなぜでしたか?

勿論お洒落だしハイブランドなので、流行の発信源で、刺激もあり楽しかったんですけど、作り上げられてるものを広げることしかできないんですよね。

一販売員なので、自分がこのブランドでやりたいことっていうのは反映はできないんです。

それがあって、どこかのタイミングでコーヒーをやりたいとなったんでしょうか?

そうですね!
リロコーヒーさんで飲んだエチオピア美味しすぎて、そこからもう「なんで今まで飲んできた珈琲はこうじゃないんだろう」とか「自分でもこれを作れるのか」とか、のめり込むきっかけになりました。

いろんな方に聞いてきて、エチオピアきっかけな方多いですね。

でも、多分5〜6年前・・・もっと前かな、あの時のエチオピアが今より美味しい気がしてしょうがないんですよ。
自分が飲み慣れてしまったからそう感じるのか、前より業界に浸かってしまったから薄れたのか。
もしくはほんとに温暖化とか、エチオピアの土壌が変わってきてるからなのかわからないすけど。
昔の方がフレーバーがはっきりしてる。
今は、良いことなんですけど、クリーンになってるんです。ちょっとウォッシュに近づいていってるんですよナチュラルも。だから昔みたいにびっくりするくらいストロベリーを感じるエチオピアに中々出会わないと言うか。

次にカフェを開いた理由を教えてください。

両親が自営業だったので、自営業はする前提で、何をするかを模索していました。
自分は何をできるかっていうのを探してて、ファッションでもない、美容でもない、コーヒーに出会ってコーヒーだ!と気づきました。

ありがとうございます。次に店名の由来を教えてください。

自己主張をしたくて始めは「ABOUT ME」にしようと思ったんです。
でもそれだと広がりがないので、MEをUSにすることで多様性を持たせました。
MEは誰しもがなり得るところだよって伝えたかったのでUSに。

誰でも主人公になれるよみたいな。生産者にも当てはまるような。

そうですね!
そこから先は、やり始めてから気づいた部分なんですけど、スペシャルティコーヒーってやっぱりトレサビリティが重要な要素で。
自分がコーヒー屋さんとして、扱ってる農園さんのことも一緒に紹介できるセレクトショップみたいな感じで。
そういう意味でも「ABOUT US」って言えるなと。

次にカフェのコンセプトを教えてください。

お店ではなくコーヒーとお客さんがフォーカスされるべきという思いがあったので、お店には色をつけずにモノトーンにしています。USっていう部分はあくまでも広がりがないとと思ったので、お店で完結しないように。

お話を聞いていると細かいところまで考えられているのがわかります。次になぜこの場所にしようと思ったのでしょうか?

京都に来たかっただけなんですよ。
それで京都で物件を探していたら、知り合いが紹介してくれた物件がここだったという感じでした。

ということは元々京都に住んでいたわけではないんですね。

今でも大阪に住んでいます!
毎日片道1時間半くらいかけて電車で毎日千歳札幌してます笑

例えの距離感わかりやすいです笑
ということは京都のロースターさんの繋がりはお店を構えるようになってからなんですね。

そうですねCOYOTEさんとは仲良くさせてもらってます。あとはドン牧野さんには色々ととりもって頂いてます。名前の通り京都のコーヒー業界のドンです!

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お店のPRはありますか?

コーヒー豆は7種類ほど置いています。多様性を売りにしているので、僕自身は浅煎りが好きなんですが、浅煎り〜深煎りまでご用意しています!
スイーツはチーズケーキとチョコのテリーヌを用意してます。全部自家製です。キーマカレーもやってます。カレーもお店でスパイスから作ってます!

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澤野井さんにとってコーヒーとはどんなものでしょうか?

一言だと難しいですね。2つあるんですけど・・・

一つ目はABOUT USをMEに変えた時に自己表現できる手段ですかね。
二つ目はスペシャルティコーヒーを使わせて頂くことによって、自分の自己中な自己表現を人へ還元できるから正当化できるんですよ。
コーヒーに携わる前の自分では考えなかったような、人のために何か出来ないかって、自分のマインドも変えられていくし。
というのも考えていくと、ABOUT USって名前でよかったなと思っています。

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お話を伺っていると、店名・内装・取り扱っているコーヒーのラインナップまで、なぜそうしているのかというところに理由が存在し、細かいところまで綿密に考えられているのがわかります。
コーヒー豆のパッケージを見たことがある方ならわかると思いますが、細かい部分まで丁寧に、親切でわかりやすい表記をされているんです。
THE RELAYでコーヒー豆のご紹介している動画はこちら
その点を見ても、誰もが主人公になれる”多様性”というお店のコンセプト通り、コーヒーに詳しくない人にも理解できるような伝え方をされているところがとても素敵だなと感じました。

THE RELAYのInstagramには今までのマンスリーロースターで参加してくださったロースターさんのご紹介もしております。是非フォーローしてくださいね。

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TERRA COFFEE ROASTERS / source: https://goodcoffee.me/coffeeshop/terra-coffee-roasters/

INFORMATION

店舗名 ABOUT US COFFEE
住所 612-0014
京都府京都市伏見区深草稲荷鳥居前町22-15
WEB WEB Instagram
営業時間 月-金 11:00-18:00
土日祝 10:00-18:00
定休日 火曜日(祝日は営業)
焙煎機 DIEDRICH IR2.5
エリア 京都
豆の販売 あり

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この記事を書いた人

MIKU FUKAZAWA

コーヒーに片想いしています。いつか近しい関係になれますように。
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