【WESTSIDE COFFEE/東京都台東区】ヨーロッパにあるホテルのロビーのような、誰もが気軽にコーヒーを楽しめる空間
SPECIAL 2022.03.29
東京都の東側。
浅草橋はホテルやオフィス街が立ち並び、カフェも多くある場所です。
WESTSIDE COFFEEがあるのは新築で建てられたホテルの一階。
ガラス張りの店内は、外国のホテルのロビーのように誰でも気軽に出入りできるよう、グレーで統一された開放的な空間が広がっています。
道路を挟んで向かい側には初音森神社があり、参拝客の方の憩いの場ともなっているようです。
今回はWESTSIDE COFFEEの西方 優(ニシカタ ユウ)さんにお話を伺いました。
コーヒー業界に入ったきっかけを教えてください。
きっかけは、チェーン店でアルバイトし始めたところがスタートでした。
そのチェーン店では10年くらい働かれていたんですね。
そうですね、その後就活もしていたんですが、このまま一緒に働かないかと言われて社員になりました。
経歴を拝見したところ、一度飲食から離れていますが何か理由はあったんですか?
勤務時間が長く、年齢も30歳に差し掛かっていたのでちょっと一回疲れたなって思って・・・笑
一回離れることにしました。
一回疲れちゃったんですね!
そのときは全然違う職種で働かれていたんですか?
そうですね、普通の一般企業に。
実際違う職種で働いてみてどうでしたか?
自分にはあまり合わなかったです。
そうだったんですね!他のロースターさんでも一旦一般企業で働いてみたものの、やっぱり戻ってきたというお話を聞くことが多い気がします。
コーヒーの魅力でしょうか・・・?
そうですね、給料やお休みも大事ですけど、それ以外の「やりがい」っていう部分はずっと続けていく上で大事なんだなって気づきました。
その後はすぐコーヒー業界に戻ってきたんでしょうか?
そうですね、色々探していく中で、個人経営のロースタリーをやってる友人に声をかけてもらいました。
そこで1年ぐらい勤務し、焙煎などもしっかり教えてもらって。
フットサルもされているということでしたが、試合などは土日が多いですよね?
お店の営業もあると思いますが、時間は作れるんでしょうか?
はい、それはうちのスタッフに任せているので大丈夫なんですよ。
なので常連さんなどは西方さんいないね。今日はフットサルかな?と認識されている感じです。
それはいい環境ですね!次にカフェを開いた理由を教えてください。
コーヒー業界を一回離れてみて、自分がコーヒーが好きだったことを実感できたこと。
BtoCで直接お客さんとのやりとりをしていくうえで、ありがとうと言ってもらえることにやりがいや喜びを感じていたんだなと改めて感じました。
そこから、もう一回コーヒー屋さんをやりたいと思うようになりました。
ただ、性格的にA型で安定志向なので、まだその時は自分で店をやるっていうイメージはなかったんです。
いくつか有名店の面接に行ったりしました。
そのタイミングで友人が経営するサニーコーヒーに声をかけてもらったので、せっかくだったらやってみよう働かせてもらいました。
自分の得意なマネジメントの部分をお店に対して還元できるかなと思った部分もありました。
お店をオープンされたのはコロナ禍でしたよね。
2019年オープン予定だったんですけど、物件のビルの工事が遅れたりと、ちょうど一年くらい経っていました。
緊急事態宣言が出ていた時期だったので海外の方はいませんでしたね。
学校なども休校になっているような時期でした。
それでもオープンしようと思ったのはどうしてでしょうか?
それはもう契約しちゃってたんです・・・!
でも蓋を開けてみたらあまり影響がなかったんです!
最初に作っていた事業計画書よりも大幅に利益が出てホッとしました。
そうでしたか・・・10年以上やられていたマネジメントが生かされたんですね!
そうですね。
僕は職人気質ではないですし、マネジメントが好きで、今のスタッフがお客さんにコーヒーを淹れて、お客さんに美味しいと言われているのを見る方が好きなんですよね。
もちろん店頭にも立ちますけど、部下だったりスタッフが成長していくのを見るのが好きです。
お店の中はシンプルで素敵な内装が気になりました。北欧の家具ですか?
そうですねHAYというブランドの家具を置いています。
やっぱりそうですか!HAYはカラーバリエーションも多く素敵ですよね。
次に店名の由来を教えてください。
僕の妻の友人が、もうWESTSIDE COFFEEでいいじゃんって言ってたらしいんですよ。
はじめはそんなきっかけだったんですね!
はい、初めのきっかけはそれでした!
あとはコーヒーが美味しいのはもちろん、それにプラスしてこの店の売りって何かなと考えた時に、人だなと思い自分の名前を入れました。
西方という名前から取ってWESTSIDEってなかなか良いですよね。
なのでたまにお客さんから、なんで東京の東にあるのにWESTSIDEなんですかって聞かれることがあります 笑
次にカフェのコンセプトを教えてください。
コンセプトはホテルのロビーのような場所です。
ヨーロッパのホテルだと、泊まっている方はもちろん、近隣の方がカフェ利用のみをしたりとか、誰でも使える場所なんです。
なのでそういう誰でも利用できるような場所をイメージして作りました。
なぜこの場所にしようと思ったんでしょうか?
ピンポイントで今の場所ってことではなかったんですけど、東京の東側で探していました。
ビジネス系の方や、この土地に住んでいる方、ホテルの宿泊客の方などに利用してもらいたいなっていうのがありました。
物件を探してから半年ほどした時に、この物件がぽっと出てきて、ここはいけるって直感が働きました!
そしてこの場所に可能性を感じ、即決しました。
新築のビルでまだテナントの完成形も見れない物件だったのもあり競合がいなかったのかなと思います。
お店のPRを教えてください。
コーヒー豆は常時7種類、焙煎度合いは浅煎りから中深煎りまであります。
7種類のうち3種類はエスプレッソ用として出しています。追加料金でお好きなお豆でエスプレッソもご提供できます。
コーヒー自体のコンセプトは「クリーンカップ」というのが一番のポイントです。すっと飲めてコーヒーのフレーバーの個性を感じてもらいたいなって思ってます。
おじいちゃんおばあちゃんにも来て欲しいと思っているで、コクがあって酸味があまりない中深煎りのラインナップもご用意しています。
サードウェーブの流行りで結構風味強すぎなものもあったり、インパクトはあるんだけどこれ1杯飲むのちょっときついなってのもあるので・・・
最後まで美味しく、毎日飲んでも嫌にならない味を目指してます。
美味しそうな大人の固めプリンもありますよね!
そうですね、オープン当初からなぜかプチバスりしたみたいです。最初はコーヒー屋じゃなくてプリン屋みたいな感じでした・・・!
フードメニューは日替わりなんですが、大体6種類前後ご用意しています。
スイーツはチーズケーキやクッキー、パウンドケーキ、スコーンなどです。
席数はカウンター入れて12席あります。
最後に西方さんにとってコーヒーとはどんなものでしょうか?
僕にとってはコーヒーが主役ではなく、コーヒーの先に人と人がつながるような、そういうツールですね。
そして、そこで生まれる”良い感情”が好きです。
実際に繋がりが生まれたという実感はありましたか?
そうですね、ここを作る時にお願いしたデザイナーさんや、サポートしてくださった関係者とか、クラファンの支援者さんとか。
いろんな他業種の方とお店で話してる間にコラボが決まったりとか。
ここのお店でお客さん同士が仲良くなるっていのも感じますね!
西方さんにお話を伺ってみて、コーヒーはもっと気軽に誰もが楽しんでいいんだよという想いが伝わってきました!
海外にあるホテルのロビーのように、
ビジネス利用の方がライトに朝食後の一杯のコーヒーを楽しむもよし。
老後に散歩がてら、ゆっくり深煎りのコーヒーを飲むもよし。
友人同士スイーツとともにコーヒーを楽しむもよし。
神社の参拝後、最後まで綺麗な一杯を飲むもよし。
WESTSIDE COFFEEのコーヒーは、毎日飲んでも飽きない、最後の一滴まで冷めても美味しいコーヒーを提供しています。
コーヒー業界はその時のトレンドや、今あるものより新しい何かを生み出さなくてはいけない側面もあり、個性はあるけど一杯飲みきれない。
日常的に飲むには少し疲れてしまうものも人によってはあります。
西方さんのこだわりは、いつ飲んでも美味しく最後まで飲めるもの。
この記事を読んでくださっている方でこのようなコーヒーが欲しかったんだ!という方はぜひ一度味わってみてください。
THE RELAYのInstagramライブの様子はこちらからご覧いただけます!
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Coffee Wrights 蔵前 / source: https://onlyroaster.com/coffeewrights/
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WESTSIDE COFFEEさんのコーヒー
GALLERY
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INFORMATION
店舗名 | WESTSIDE COFFEE |
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住所 | 111-0052 東京都台東区柳橋2-16-16ホテルブリリオ浅草橋1F |
WEB | |
営業時間 | 8:00-17:00 |
定休日 | 水曜 不定休 |
焙煎機 | フジローヤル 半熱風3kg |
エリア | |
豆の販売 | あり |