一番人気はどれだ!?簡単なコーヒーの淹れ方3つを飲み比べてみました!
SPECIAL 2019.04.03
コーヒーヲタクでは茶こしを使ったり、急須を使ったりと様々な方法でコーヒーを淹れる検証をしてきました。
コーヒーヲタクで行っている様々な検証の記事はこちら → 検証記事一覧
さて、今回はそんな検証の続き!
以前の検証で美味しくコーヒーを淹れられた方法・以前上手くいかなかった淹れ方を改良したもの・簡単に淹れられるコーヒー器具、これら3つのコーヒーの味わいを検証、比較していきます!
なお、今回はインターンシップで来てくれていた学生さん2人にも協力してもらい、幅広い視点でコーヒーの味わいを比較していきたいと思います!
MAYUKA SUNO:
普段飲むコーヒーはブラックのみ。苦いコーヒーが好き。
書いてくれた記事 → コーヒー豆を茹でる・焼く!?5パターン比較検証!
AKIHIRO OSAKI:
これ!というこだわりはないけれど、コーヒーはけっこう好き。
書いてくれた記事 → コーヒーに合う甘みは?身近なモノ6つを入れて検証してみた!
LIST OF CONTENTS
- 1. 【検証1】以前美味しくコーヒーを淹れられた方法
- 2. 【検証2】茶こし(改良版)
- 3. 【検証3】メリタ アロマフィルター
- 4. 抽出結果まとめ
【検証1】以前美味しくコーヒーを淹れられた方法
まずは以前美味しくコーヒーを淹れられた方法から!
主に使用する器具はペーパーフィルターとドリッパー、計量カップです。
今回は比較のため、3つの淹れ方全てで同じコーヒー豆・挽目・粉量を使用。
その他の条件も可能な限り同じようにして検証を行っていきます!
【今回使用するレシピ】
コーヒー豆:ブラジルをベースとしたブレンド(中深煎り)
粉量:15g
抽出温度:92℃
湯量:約220ml
淹れる手順としては、まず計量カップに粉を入れて・・・
熱湯を計量カップに注ぎます。
計量カップに注いだ粉とお湯をしっかりかき混ぜます。
混ぜたらそのまま放置!
混ぜてから3分くらい経ったら、計量カップの中身をペーパーフィルターをセットしたドリッパーに投入!
コーヒーが落ちきるまで待ちます。
出来上がったコーヒーがこちら!
淹れる手間と後片付けは非常に簡単でした。
SUNO:
濃い味で、なんか味が丸い?普通に美味しいです。
OSAKI:
酸っぱすぎることも苦すぎることも無くてとても飲みやすいコーヒーだと思います。
筆者:
酸味と苦みのバランスがとれていて、マイルドなチョコレートのような印象を受けました。
後味はスッキリしていなくて、ちょっとくもっているかなと思います。
【検証2】茶こし(改良版)
続いては茶こしを使ってコーヒーを淹れていきます!
以前の茶こしを使った検証では茶こしをハンドドリップで使う金属フィルターのように使用。
茶こしにコーヒーの粉を入れ、お湯を注ぐことでコーヒーを淹れました。
しかし、お湯とともに大量の粉が落ちる上、ドリップが難しく、美味しいコーヒーを淹れるのは難しかったです。
そこで今回は前回の反省を活かした改良版を検証!
コーヒーの粉とお湯を漬けおいて、茶こしで漉すという方法でコーヒーを淹れていきます!
これによりコーヒーに入り込む粉を少なくして、なおかつドリップ技術を必要としない淹れ方になるはずです!
ちなみに今回も100円ショップで購入した一般的な目の粗さの茶こしを使用しています。
ではコーヒーを淹れていきましょう! まずサーバーに入れたコーヒーの粉にお湯を投入。
お湯を注いだら3分待機。
時間になったら粉がなるべく入らないように気をつけながら、サーバーの中身を茶こしで漉していきます!
出来上がりがこちら!
検証1のコーヒーと比べ、見た感じ色が濃い気がします。
淹れる手間は検証1と同様、非常に簡単ですが、後片付けは茶こしにくっついたコーヒーの粉を取るのがやや面倒でした。
SUNO:
すごく簡単にコーヒーを淹れていましたが意外と美味しい!
ただコーヒーの中に粉が入っているのが苦手です。
OSAKI:
味はさっきのものと似ていますがなんかドロッとしています。
あと、コーヒーに混じった粉が気になります。正直僕はあんまり好きじゃないです・・・。
筆者:
酸味と苦みのバランスがとれていますが、ちょっと濃い味。
とろみがあるような独特な質感と、やはり混じってしまったコーヒーの粉によるざらっとした舌触りは飲む人を選ぶと思います。
それでも以前の検証よりはだいぶ飲みやすくなりました。
【検証3】メリタ アロマフィルター
最後は難しいドリップ技術を必要とせず、簡単にコーヒーを淹れることができるメリタのアロマフィルター。
コーヒーは抽出する時間で味わいが大きく変化します。
なので一般的なドリッパーではコーヒーを落とす速度を調整するため、お湯を細かく注ぐなどの技術が必要。
しかし、アロマフィルターは内側の溝がお湯の落ちる速度を調整してくれる構造になっていて、ドリップに難しい技術が不要で、誰でも気軽にコーヒーを淹れられる仕組み。
味わいのコントロール幅は限られている器具ですが、安定感抜群のコーヒーツールだと思います!
それではアロマフィルターでコーヒーを淹れていきます!
まずコーヒーの粉全体を湿らすくらいの量のお湯を注ぎます。
湯を注ぐとぷくぷくっと粉の表面が膨らんできました。
そのまま30秒待ちます。
続いて目標量まで一気にお湯を注ぎきってしまいます。
細かく注いでコーヒーの粉のドーム状を維持するのではなく、一気に注いで湯だまりを作るイメージ。
注いだらあとはコーヒーが入るのを待つだけ。
出来上がりがこちら!
抽出と後片付けは簡単でした。
SUNO:
いつも飲んでいるコーヒーみたいな味。安心感のある味です。
酸味は少なくてすごく苦いです。 苦い味が好みなのでこのコーヒーが一番好きです。
OSAKI:
さっきまでのコーヒーと全然味が違いますね。これは苦みが強いです。
でも後味がすっきりとしていて、一番飲み慣れている味だなと思います。
筆者:
最初の淹れ方はマイルドなチョコレートという印象でしたが、こちらはビターなチョコレートのような印象。
同じコーヒーとは思えないくらい味わいが異なり驚きました。
抽出結果まとめ
それでは3つの淹れ方を実際に行った結果をまとめていきます!
◯【検証1】酸味と苦みのバランスが整っていて飲みやすいコーヒーという印象。全員から好評価。
◯【検証2】もっともユニークな質感になり意外性はあったが、粉っぽい後味が不評だった。
◯【検証3】一番飲み慣れた味わいとして人気。他に比べて苦みが強く、後味がすっきりとしていた。
◯淹れるのはどれも同じくらい簡単で手軽。後処理は【検証2】が唯一面倒に感じた。
比較結果は、検証1と検証3が美味しいコーヒーとして好評。
特に、味わいのバランスが取れていて飲みやすいということで、今回の検証で淹れたコーヒーの中で検証1が1番人気となりました!
いかがだったでしょうか。今回は様々な簡単なコーヒーの淹れ方を実際に検証・比較してみました。
検証1はバランスのとれた味わいが、検証3はすっきりとした後味がそれぞれ好評でした。
茶こしに関しては前回の検証の時に比べると、ずいぶん飲みやすくなりましたが、安定して美味しいコーヒーを淹れるにはまだまだ工夫が必要だなと思うので、引き続き検証を行っていきます!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
皆さんがコーヒーを楽しんでくださることを願っています。