【NAGASAWA COFFEE/ 岩手県盛岡市】「スペシャルティコーヒー」という言葉を敢えて使わず、スタンダードに。

質の高いコーヒーを通じて皆様の生活に寄り添い豊かな日常のお手伝いをするのが私達の役目。

開業時から変わらないコンセプトで盛岡を拠点に店舗運営をしています。

コーヒー業界に入ったきっかけはお店のオープンと一緒で、それまで縁はなかったです。

この業界でやると決めた時からこの業界で認められる存在になれるよう日々積み重ねて今まで来ています。

当時自分が美味しいと納得出来るコーヒー屋さんが近くになく、だったら自分がやるしかないと思ったからです。

自分が美味しいと納得出来るコーヒーを提供するために独学で試行錯誤を5年ほど重ねました。自宅に焙煎機を置いて、機械の使い方から何まで自分で手探りでやっていった感じです・・・

店名は色々考えましたが結局はストレートに名前をつけました。
その名の通り直球です。

自分が納得出来るコーヒーを提供する店であり、その基準が私なので。

心がけている部分としては「スペシャルティコーヒー」という言葉を自ら使う事はなく、それがスタンダードコーヒーという意識でやっているところでしょうか。

最初から焙煎業務を中心に考えていたので、近隣や煙問題を考え街中過ぎず外れ過ぎない距離感の場所を探し今の場所になりました。

立地が少し悪くてもしっかりしたモノを提供していればお客さまは足を運んでくれると信じて開業しました。

日本では少ないOLD PROBAT UG-15と呼ばれる1960年代製のビンテージの焙煎機をカスタムして使用しています。

約1tある鉄鋳物の蓄熱の高さと輻射熱をうまく活用する事で甘さやフレーバーがより引き出され当店特有の味わいを楽しむことが出来ます。

当店は浅煎り、深煎りどちらも得意としています。
そこで今回は浅煎り2銘柄、深煎り2銘柄で両極のコーヒーをあえてご用意しました。

比較しても楽しめるようケニアに関しては同じ豆の浅煎りと深煎りでご用意しています。
それぞれ表情の違いをお楽しみ下さい。

日常そのもの。
どんな場面でも寄り添っている名脇役。

コーヒーを生業にしてからは、人と人を繋げてくれるツールでもあります。

地元以外に県外、海外とコーヒーで繋がる輪が広がり、こうして北海道の皆様とも繋がりました。
コーヒーは不思議な飲み物です。

今年7月に初めて催事で札幌にお邪魔しました。
再びこうしてコーヒーを通じて札幌の皆様と交流出来る事をすごく嬉しく思います。