コーヒー高校生、札幌から始めます。

コーヒー高校生、札幌から始めます。

SPECIAL 2019.10.15

 はじめまして。やぶうち はやと と申します。
ぼくは札幌の市立高校に通う2年生です。
そして今、東ティモールという国でコーヒーについて学ぶためインターンシップを行なっています。

 これから何週かに渡ってCOFFEE OTAKUさんで寄稿させていただきます。
今回はこの記事で自己紹介と、寄稿させていただくに至った経緯を書かせていただきます。『コーヒー高校生、札幌から始めます。』イメージ1

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コーヒーとの出会い

 ぼくがコーヒーに興味を抱いたのは小学5、6年生でした。
ぼくが幼い時から両親には食後の時間、紙パックの微糖コーヒーに牛乳を割った簡易的なアイスカフェオレを飲む習慣があり、それが洒落たものに見えていたぼくは、背伸びをして両親の真似を始めました。
もちろんその時は苦味やコクなんて理解しておらず、ほとんど牛乳の割合で飲んでいたのですが、父はそれを面白がってくれました。

 とある休日、父はぼくら家族を大学生の頃に行きつけだったという純喫茶に連れて行ってくれました。
今まで経験したことのないうす暗い空間。
だけど真っ暗ではなくドアの辺りからギラギラとした日光が漏れ入る。
煙草とコーヒーの香りにクラクラしていた中、運ばれてきたのは結露した水滴が赤く輝く銅製のコップ。
その中にはプカプカ浮かぶ大きな氷に、澄み切った黒と不透明な白のコントラスト。

父は久しぶりに対面した思い出のアイスオレに目を輝かせ喜んでいました。
初めて経験した、お洒落で心がぞわぞわするような喫茶店という空間への衝撃と、父の楽しそうな姿は今でも鮮明に記憶に残っています。

 それからコーヒーへの関心が大きくなっていきました。
コーヒーやカフェがテーマになっている小説やマンガを見つけては読み、近所にあったカルディへ通いつめたり、幼ながらもコーヒーへ夢中になっていきました。
気がつけば、学級通信の将来の夢を書く欄で「バリスタ」と書くような少年になっていました。

 中学生になって初めての冬、転機がありました。
ぼくの住む北広島市で「子ども夢チャレンジ」という小・中学生の抱く夢を金銭面や環境面で応援する という取り組みが始まりました。
学校で配られたその応募書類に、ぼくは滾る思いと大胆な決心で「バリスタになりたい!」という旨を書き、提出しました。
それが幸いなことに選出され、石狩に本店を構える名門、徳光珈琲の社長のもとで師事を受けさせていただく機会を得ました。

徳光珈琲 石狩本店

徳光珈琲 石狩本店

 

 座学でのコーヒーワークショップや実際にお店で使用する焙煎機やエスプレッソマシーンを使った実技指導に留まらず、経験から得たコーヒーを生業とする人としての哲学や学び、コーヒーを取り巻く色いろのこれからについてなど、本当に幅広くて生活の指針になるような様々なことを教わりました。
コーヒーへの好奇心はより大きく膨らんでいきました。
いつか、例えば大学生になったらコーヒー生産をしている現地へ行って実状を目に焼き付けたいと思うようになりました。『コーヒー高校生、札幌から始めます。』イメージ2

東ティモールでコーヒーづくりを見る

 高校に入ってから、出会った先輩に留学を勧められました。
語学留学に囚われずに、好きなことをするために留学ができること、それを応援する奨学金制度があるということを彼から教わりました。
その制度を使えば夢見ていたコーヒー生産地への留学ができるとわかった僕は、徳光社長へ留学のことと、最近フェアトレードへ関心を持っているという旨を話し、どの国へのコーヒー留学が良いか相談をさせていただきました。
すると社長は東ティモールという地と、実際に徳光珈琲が買い付けを行なっているNPO団体を紹介してくださりました。
それから書類審査や面接を経て合格を掴み、留学の機会を得ました。

 このように、ぼくのこれまでの人生の中でハイライトになるのだろうな という瞬間が点々とあって、それらを線で結ぼうとするとそれぞれの側にいつもコーヒーがあった。
色んな瞬間をコーヒーに支えられ、救われてきた。という気がしています。
そしてその救いに導かれるようにして今、東ティモールに滞在し、これを書いています。『コーヒー高校生、札幌から始めます。』イメージ3

留学で得た経験を踏まえた報告会を行います!

 コーヒーには果てのない奥深さ、アレンジの多様性、気持ちの切り替えを助けるスイッチ的役割など魅力を語れば尽きませんが、その中でも一番は「何もしない」を演出してくれるところだと思っています。
お金を出してまで「この時間はくつろごう」とすることは、ほっと息をつくことも忘れてしまう日々の中にこそ大切なひと時だと思っています。

 今回、東ティモールに来てから多くの人と出会い、たくさんの会話をしました。
その中で人と出会い刺激を受ける大切さや行動を起こすことの重要性を改めて痛感しました。
そして、帰国してたら今回得た経験や刺激を何らかのかたちで表現しよう、そうしないとぼくはきっと前に進めない と思いました。
そこで、札幌や北広島で生活している中でファンとして陰から拝見していた人たちに会おう と決心しました。

 そこで、COFFEE OTAKUさんのお問い合わせ欄へ気持ちの込もったメールを送らせていただき、それを受け止めていただき、11月に東ティモールの日々やコーヒー生産の実際を報告したり、コーヒーを実際に淹れて試飲していただいたりするイベントを催させていただけることになりました。
そしてそのイベントまでのおよそ1ヶ月、このような文章を寄稿させていただけることになりました。『コーヒー高校生、札幌から始めます。』イメージ4

 今まで一ファンとして更新を楽しみにしていたメディアに自分の文章が載ることに緊張しています。
イベントの詳細は決まり次第、掲載させていただきます。これからよろしくお願いします!

この記事を書いた人

HAYATO YABUUCHI

札幌のコーヒーカルチャーに魅了されました。 この文化がもっと楽しく素敵になるよう、頑張っていきます。
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