【PRAISE COFFEE STORE/沖縄県南城市】

「美味しいコーヒーと共に人生に豊かな時間を」

私たちは、一杯のコーヒーを通じて、その背景にある作り手の物語やこだわり、そしてお客様とのつながりを感じられる、温かみのある「場」を創造したいと考えています。

約10年前、とあるコーヒーショップで初めてスペシャルティコーヒー（浅煎り）を口にしたときに、鮮やかなフルーツのような風味と奥深い香ばしさをはっきりと感じました。
その瞬間、「コーヒーは苦い飲み物」というイメージは覆され、「コーヒーはまるで果実を味わうような体験ができるものなんだ」と気づきました。
それ以来、もっと知りたいという衝動と共に気づけばコーヒーの魅力にどっぷりと引き込まれていました。
この体験がコーヒー業界に足を踏み入れるきっかけとなりました。

コーヒーへの興味と追求がさらに広がっていく中で、私の心に「この特別な味わいと、スペシャルティコーヒーを取り巻く豊かな世界を、もっと多くの人と共有したい」という想いが芽を出しました。
その想いが今のPRAISE COFFEE STOREを生むきっかけとなりました。
実は、PRAISE COFFEEがある場所はコーヒーショップを始める前から「集いの場」でした。
同じ建物でチャーチ（教会）の活動をしており、週に一度、子育て中の親御さんたちがリフレッシュできる場として「ママカフェ」を開催していました。
そこに集うお母さんたちに初めてコーヒーを振る舞った瞬間を今でもよく覚えています。
笑顔で「美味しい！」と言ってもらえたこと、そしてコーヒーがあることで人がつながる「場」が生じること、結果集う人たちが勇気づけられていく光景を目の当たりにしました。
その体験をもとに、コーヒーを通じて多くの人を勇気付けたいという芽は成長していきました。
店名の「PRAISE（プレイズ）」には、「称賛する」「褒める」という意味があります。
この言葉を選んだ理由の一つは、私たちの店に訪れるお客様に、「あなたは価値ある存在です」というメッセージをコーヒーとともに届けたいと願っているからです。
日々の忙しさの中で、ほっと一息つける時間が、少しでも心を豊きっかけになれば。そんな想いが込められています。

沖縄県南城市は、豊かな海と自然に囲まれ、どこかのんびりとした空気が漂う場所です。
しかし、PRAISE COFFEE STOREの建物の所在地は観光地でもなければ、インスタ映えするロケーションカフェでもありません。
住宅街の一角に佇む日常の中にある場所です。
そんな場所に、なぜコーヒーショップを開いたのか？
その理由は、この建物と私自身のもう一つの顔にあります。
実は私、ここで活動する教会の「牧師」でもあるのです。
日曜日には信者の方々が集まり祈りを捧げるこの場所も、平日になると人の気配がなくなり、静まり返ってしまいます。
「せっかく地域の中にこの空間があるのに、日曜日以外でも、もっと有効に使えないだろうか？」そう思ったのがきっかけでした。
そしてふと、自分が好きなものに目を向けてみると、そこにあったのがコーヒーでした。「教会とコーヒーという一見異なる二つの世界を掛け合わせたら面白いんじゃないか？」こうして、「温かい場」を創りたいと考えたのがこの場所にした理由です。

世界中から届くスペシャルティコーヒーを中心に、一杯一杯心を込めて提供するコーヒーとスイーツは、日常に小さな幸せと癒しをお届けします。
子育て世代の方も安心して過ごせる空間づくりや、温かいおもてなしが自慢です。
観光地ではない住宅街だからこそ、日常の中でちょっと体験できる特別な時間をお楽しみいただけます。

１つは定番のブレンドを入れたいなと考えましたので、スモーキーミストブレンドを選びました。

ルワンダ とエチオピアはプロセスがウォッシュドとナチュラルのものを選びました。それぞれ、ウォッシュドらしさとナチュラルらしさがわかりやすい豆をセレクトしました。

もう一つは、少し特別感のある豆を考えた時に、せっかく北の大地北海道でご紹介いただくのなら沖縄らしさを感じるコーヒーが良いのではないかと思い、アナエロビック のコロンビアパネーラスティッキ にしました。

いのちを感じる種です。
種は芽を出し成長し実を結びまた種として循環していくように、一杯のコーヒーから見えてくる人の営み以上の拡張し続けている世界。そこにエモさを感じます。

北の大地である北海道において、南の沖縄のコーヒーショップを知っていただける機会を大変嬉しく思います。
PRAISE COFFEE STOREが焙煎して紹介するコーヒーを通して少しでも皆さまの心温まる時間のお手伝いができればと願います。
美味しいコーヒーと共に豊かな時間が訪れますように。